おばたんの頭には、今、音符が立っている。
おばたんは近づく行事によって、頭に
音符が立っているときと えのぐが渦巻いているときがあるのだ。
さて、そのおばたん、土曜日には「おかあさんコーラス大会」というものに参加してきたよ。
それは、上位大会にエントリーしていないこともあって、楽しく歌ってきて終わったんだけど、
来たる3月19日 毎年恒例の3団合同の定期演奏会があるのですよ。
取り組んでる曲がなかなかに難しいらしくて・・・
おばたんたちは、悪戦苦闘しながら徐々に苦手部分の網を絞って来たんだけど・・・
最後に、あまり単純ではないハーモニーの連続するアカペラの曲と、
伴奏と歌唱とがお互いに別行動してひとつの世界をつくるぜ、みたいな作りの?2曲がおばたんたちの前に壁のように立ちふさがってるらしい。
もういまさらできることはないかな・・・とあきらめぎみだったおばたんだけど、
おかあさんコーラス大会でたまたま講師に来ていたその「壁」の作曲者やもうひとりの作曲家のことばを聞いて、もうちょっと頑張ることにしたみたい。
「そうなのよ、すぽたん。
ソプラノが歌ってる下で、メゾとアルトがハミングで何小節も歌う部分で、ソプラノの大音量の下で自分の出してる音がだんだんわからなくなってくるし、
「どうせ聞こえないんだからいいかな」と思っておざなりにmmmmmmmm・・・とやってたんだけど、作曲家先生の話きいてて、もしかしたらこここそは、作曲家が 言葉という記号にとらわれないでものを伝えようとしているこの曲中一番大事な部分だったりするんじゃないかしらと思い直したのよ。
だって『言葉の記号に置き換えることのできない思いが流れ出してくる・・・』っていう歌なんだよ。
もっと歌の内容を考えてたら、とっくに思いついてただろうのにね。」
「でも、おばたん。よかったじゃない、終わった後思いついたんじゃなくて。」
「そ~だね。すぽたん。とにかくもうひとふんばりしてみるよ。」
0 件のコメント:
コメントを投稿