2018年11月15日木曜日

すぽたんの信州紅葉狩 ④雨の戸隠へ

④戸隠神社(Togakusi)
大雨という予報。
おじたんは、「今日はやめといたら?」という。
しかし、姉妹は決断した。
「登山するわけじゃないんだから、とにかく行ってみようよ。」
登山ではないがバスは結構な山道を行く。
途中の紅葉もなんともうつくしい~!
「やっぱり首都圏の紅葉とは違うよね。」
「赤も黄色もオレンジも濃いわあ~」
条件が悪かったら戸隠中社で降りるつもりだったが、結局終点の奥社前まで来てしまった。
やはり、雨である。
一緒のバスに乗ってきた中国人のカップルは、彼女の方がカーディガン姿。
もう一組は旅館の名の入ったビニ傘という軽装で奥社の入口で敗退。
「お~ほほほ。私達、装備はしてきたもんね。」
アホな姉妹は、勝ち誇って奥社への道を進むのだった。

ぬかるんでいるとはいえ、最初は平坦。
きついのは最後の石段だ。木の根も混じってるし、すべりそう。
途中のトイレは手洗い水がないので雨水で洗った。
よかった、雨で。
・・・でも、脇に小川も流れている。
もちろんお社の前には、お手水場があるよ。
戸隠神社奥社のお社
雨雲の中にぼんやりお山が見える?

みんな傘を差しているのですれ違いは大変。
でも危険だし、神前でもあるのでみんな譲り合ってスムーズに行き来している。
うんうん、街でもこうできたらトラブルもないのにね。
「雨に煙る戸隠神社も神秘的でよかったわ」といいながら、階段を下りる。
ふと振り返った妹おばが叫んだ!
「あ、ねえちゃん空が!」
「え?わぁ!」
感動の瞬間!

なんとなんと 魔法のようだった。
雨雲が切れて山頂が青空の中にギザギザの姿を見せてくれていた!
「ありがたや~」
姉妹は、神さまとか山とか空とかに感謝をささげるのだった。

地上の雨もあがって行き、陽もさしてきた。
鴨そば 温かいおつゆと冷たい蕎麦

「あ~冷えたねえ」
お昼は奥社前の蕎麦屋さんで戸隠蕎麦を食べたよ。
それからぼく達は山道を選んでてくてくと中社まで歩いたんだ。

落ち葉でふわふわ野道 香ばしい

そこらじゅうに熊が出るって書いてあった
中社に着いた
今日は人が少なくて静かだ
戸隠神社中社

御神木の杉 すごく大きい

筋骨隆々の狛犬さん

結構歩き回ったので帰りのバスは爆睡してしまったよ。
・・・それにしてもやっぱり奥社は不思議なところだと思うぼくたちだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑤秋の善光寺 おまけ
長野のすみかが善光寺の近くにあるのでよくお散歩に行くよ
ここの紅葉もきれいなので見てね
善光寺のパスポート写真(笑)

すごく大きいお地蔵様

ここでも菊花展してました

善光寺の裏には大奥のお女中や真田家の供養塔なんかも立ってます。

紅葉旅はこれでおしまいです














すぽたんの信州紅葉旅 ③小布施へリンゴを見に行こう

③小布施(Obuse)
すぽたんとおばたんの旅に妹おばたんが加わった。
「リンゴが畑になってるとこを見たい」とのたまう。おばたんが昔同じようなことを言っていた。さすが姉妹だね。
と、いっても・・・
おじたんは仕事中なので、電車と徒歩で行けるところじゃないと・・・
ということで春にリンゴの花を確認済みの小布施に出かけた。
長野市周辺では須坂(Suzaka)市が産地として有名。小布施は栗の産地として有名なのだけど、栗もリンゴもぶどうの畑もある。
中心部は昔とは違ってオサレに変身しているが、ちょっと歩くとのどかに果樹園が拡がって、その向こうには北信五岳(飯綱山、戸隠山、妙高山、黒姫山、斑尾山)が見えてるの。この眺めをゆっくり見るなら日帰り温泉小布施の湯だよ。




秋の陽に映える赤い実黄色い実。
今年店頭に並んでいた「秋映(Akibae)」はもう畑にはなくて、今なってるのはシナノスイート(赤)とシナノゴールド(黄)とこれから出荷を迎えるフジだと思う。
う~ん♡すてきなすてきな秋の日だ。
神社の境内はまっきっ黄のケヤキの葉でふかふか
境内にはいろんなお社が集められているなぜか金毘羅宮もあった


ユニークな遊具 オバサン型ではなくヤドカリ型 後ろはホタテ?

地元感いっぱいの菊花展 いいなあ・・・

さて、ちょっと歩くと・・・は、結構大変なことになった。
リンゴ畑を見るというミッションは早々にクリアできたのだが妹おばが農産直売所へも行きたい、といいだしたのだ。
グーグル先生片手に歩き出したものの、小布施の道は京都や札幌とは全然違う。まっすぐ行っているつもりがどんどん目的地から離れ、その方向へ向かえる横道が皆無。
迷っているところへ向こうから外国人のおばさんがやってきた。
「ハイ!」に
「ハイ!」ととっさに返せるのは妹おばさすがの洋行帰りだ。
迷子になったらしい。北斎館へ行きたくてもうず~っと歩いてきたのに行けども行けどもつかない!」とプリプリしている。
グーグル先生も見せてここをまっすぐ行けばいいと言っても、「私はそっちから来たんだ!」と譲らない。妹おばが「でも、あなたは間違ってたんだと思いますよ。私達も旅行者だからこれ以上は無理!」とペラペラっとしゃべって逃げ出した。
そう、おばたんたちもほぼほぼ迷子なんだから。
小布施は北斎が晩年滞在していたのでマンホールのふたは波柄

緯度の脇のガマズミ真っ赤

それでも何とか直売所にはついたものの、3時過ぎ、もう物品はまばらだったのでした。
そこからは、さくさくと行きの2割くらいの速さで中心部に戻れたの。
栗菓子が食べられるお店でお茶をして駅に戻ったよ。
モンブランは、栗栗していて疲れた体に沁みました。

2018年11月12日月曜日

すぽたんの信州紅葉狩 ②上高地は初冬の匂い

②上高地 Kamikochi(11月3日)
上高地は神降地と書かれることもあるらしい。
森を蛇行する冷たい川の向こうに穂高がのぞく光景は、確かに神様が降り立つにふさわしい気がする。
もし、人間がこんなにいっぱいいなければ。
駅前の登山用品やのお兄さんには「もう上高地は零下だからやめた方がいいですよ。」と止められたのだが、思いのほかに賑わっていたよ。

夜明け前は零下二桁だそう。凍った土がとけて道はぬかるんでいた

おじたんが「そんなにいっぱい歩くのはいやだ!」というので真ん中のかっぱ橋から明神池を回って戻ることにした。
2日前には今きれいだと聞いていたカラマツの黄葉は終わったらしく、林の道にふわふわと降り積もっていた。
わりと平坦な道だけど松葉づえをついた外国の青年とすれ違ったのには驚いたよ。両側に女の子も付いていたので、転んだら今度は彼女たちの肩で運んでもらうのかもしれないな・・・
なめこがにょきにょき!国立公園なので採れません

ヒラヒラしたキノコ

コロッとしたキノコ

このあたりは安曇という地域で、わさび園がある安曇野とはかなり離れている。
松本からくねくねの野麦街道を通って山へ分け入るが、狭くて暗いトンネルも多く、よくも観光バスがすれ違えるものだと感心する。
昔々、朝鮮半島から九州に渡り、戦に敗れ逃げてきた安曇族と呼ばれる人たちが住みついたのだって。元々は海の民だった人たちがこんな山に閉じ込められたような土地を終の棲家に選んだんだね。
穂高神社奥社 ご朱印は500円

「あ」の狛犬さん
明神池には穂高神社の奥社があるんだけどここに祀られている神様は海の神様で、今でも船を使った神事をするそうだよ。
明神池。澄んだ水に山と空が写り込んできれいだ。池に入るには入場料300円

桟橋の上に祠がある 神秘的

一人ずつお参り
写真のように一人ずつお参りするのでとても時間がかかる。みんな「何で一人ずつ~?」とブツブツ言っていたが、同調圧力ってやつかはたまた写真効果を計算したかなんとなく平和に並んでいた。
その明神池のそばにある明神荘。
宿泊や食事ができるんだけど今季の営業終了を伝える貼り紙があったよ。
「宿泊は11月3日まで。お食事などは4日まで」
馴染みらしいシニアの団体が「お世話になります!今年も終わりだねえ!」と入ってきて、それを宿の主人が素敵な笑顔で迎えていた。
「いいなあ。きっと今晩はみんなでフェアウェルパーティーみたいなのをやるんだろうね。そんな日に泊ってみたいよね!」とおばたんはワクワクして言ったが、おじたんは「別に・・・」だってさ。
「え~何で何で?冬籠りに入る山小屋の最後の日を過ごすんだよ。あ~、山ガールじゃなくて残念。そういう場には にわか山ガールはふさわしくないよね・・・」と一人で盛り上がったり盛下がったりするおばたんだった。



3時を過ぎると肌寒くなってきた。
橋まで戻って穂高の方を見上げると早い夕日が岩肌に金色の縞を描いている。
11月15日にはシャトルバスも止まって今年の観光シーズンは終わる。
山々に金のベルト







2018年11月10日土曜日

すぽたんの信州紅葉狩 ①軽井沢

旅から自宅に戻ったぼくたち。
「紅葉にまみれた秋だったね、すぽたん。」
「そうだねぇ。こんな秋は今までなかったね、おばたん。」
「・・・明海ちゃんと 紅葉狩りに行こうね。桜狩りに行こうね って何度も約束したよね。」
「うん。結局行けなかったね・・・
いつもブログを楽しみにしてくれていたよね。
もう、自由に紅葉狩りしてるかなぁ」

partⅠ軽井沢の紅葉 kruizawa,Kumoba ike(11月1日)















その日おばたんたちは、はろういんぱーていと称して集まっていた。
これを魔女集会と人は言うかも知れぬ。
「明後日から長野の家へ行くんだ」とおばたん。(知らない人が聞いたら別荘に行くのかと思いそうだが、もちろん違う。)
お友達が「今は軽井沢が紅葉シーズンだよ。途中下車して行ってきなよ。」と言った。
それを聞いた別の人が「あ、私も行きたいからそこまで車で乗せってってあげるよ。」
親切で行動的で運転上手なお友達のおかげでぼくたちは、軽井沢の雲場池に。
一回り15分ほどの池だけどたくさんの人がきていたよ。
どこから撮っても絵葉書みたい。
さざ波がなかったら逆さにしても同じかも

浮世絵風構図?


お昼ご飯を食べた所の窓からも
街から見える山もいい色です

写真屋さんのもみじも真っ赤だな

3時半。皆さんは車で帰路へ。
おばたんとぼくは、4時半頃、しなの鉄道の各停にのりこんだ。
しなの鉄道軽井沢駅の旧駅舎

沿線のキャラクターが大集合の電車。高校生が乗り込んできて賑やか

軽井沢から新幹線に乗ったら30分で長野に着いちゃう。
お仕事じゃない旅は、時間かけなきゃ。・・・などと忙しい人たちに蹴飛ばされそうなことを思いながら、暮れゆく浅間山麓をガタゴト揺られるおばたん。
・・・信濃追分あたりで立原道造の詩を思い浮かべているうちに寝てしまったよ。
6時すぎ長野に到着。
お友達はもう着いてるだろうとお礼のラインを送ってびっくり!
関越の大渋滞にまきこまれたからと、SAで肉まんをほおばっている写メが届いた。
おそるべき首都圏の高速渋滞。
申し訳ない気持ちになるぼくたちだった。

2018年9月2日日曜日

今頃どこをとんでいるのかな

8月の9日に学生時代の友達が亡くなった。
もう7年くらい病気と闘っていた。
遠くに住んでいたのでこの間で会ったのは1回だけだったけど、いつもメールをくれていて「私の代わりに元気であちこち行ってアップしてね。」とブログの更新を楽しみにしていてくれた。
ここ1,2年私も疲れることが重なって、遅れ遅れの旅ブログしかアップ出来なくなっていたことが悔やまれる。

ちょっと太めの低い声の持ち主でしゃべり方はぶっきらぼうな感じだったけどシャイで繊細で優しい人だった。
すごい電線…月は動けるのだろうか?

今年は夏の暑さと必死で戦っていた気がする。
気がついたらいろんなものをなくしていた。

地上部はすっかり水枯れ。
枯死寸前・・・・・
と、思われたがこの雨の中
根元にちょっと青いものが出て来ようとしている気配。

でもなあ。
夏がボコッと抜けてぽっかり口を開けた大きな穴。
ちょっとなかなか埋まらない。

2018年8月8日水曜日

すぽたんの黒部・立山アルペンルートの旅②称名の滝へ!

旅の二日目。目的地は称名の滝。
昨日の弥陀ヶ原からこの滝の辺りまでがラムサール条約の範囲。
この条約は湿地の保全を目的とした国際条約。(おばたんは、この条約名を思い出そうとすると必ずプルサーマル条約も思い出してしまうらしい。サ行とラ行が多いところしか似てないじゃないか)
もうススキの穂が

おばたんは、以前にブラタモリでここを見てから、
機会があったら行ってみたいと思っていたらしいが、その機会はわりとと早く訪れた。
雨ですっかり掃除され、スカ~ン!と抜けたものすごいような青空だ。
滝までは、上り坂を少し歩くが舗装道路だ。

なんてきれいな山と空!
歩きながら今日も心に刻む。
「国立公園内なので、雑草といえども取ってはいけない!」
田舎育ちなもんで、手に触った枝とか葉っぱとか無意識に取っちゃうんだよね。
山ウドの花



屏風の上を水平に飛行機雲。キトキト空港から?

なんかすごい!
崖が!
屏風のように400メートルくらいのところで揃っている。
アイスクリームスコップで掬ったようなくぼみと緑の縦じまの崖から、メラメラと何かが立ち上ってくる感じ。何だろう?地球の呼吸とか鼓動みたいなもの?
称名川は流れに段々がいっぱいつけられていて流れの音が大きい。セミの声と流れの音だけだ。
ここはトンボの国でもある。
オレンジ色の赤とんぼがいっぱいいた。
それがオニヤンマの群れに変わり、もう少し上るとまた赤とんぼゾーンに変わった。

「あそこが滝だね!」
屏風に深い切れ目が入ったあたりから白い煙が上っている。
水煙だ。
水煙で写真に紗がかかっちゃう
「おお~きもちいいねえ!涼しいねえ」
滝のずいぶん手前からミストで水浴び状態。
反対側には虹も出ている。
上を見上げると無数の赤とんぼがキラキラ舞う。
滝の音、すごい。
弥陀ヶ原の台地からドーンと1段、2段、3段、4段と墜ちて、
落差350メートルだそうだ。


「う~ん」
なんか不思議な気持ちになるところだったよ。
称名っていうのは、仏さまの名前を唱えるっていう意味だと思うんだけど、昔の人はここで思わず「南無阿弥陀仏・・・」と唱えたんだろうね。
滝の上にも行ってみたかったなぁ。


今回の旅をご一緒したキブナ君と記念写真









すぽたんの信州紅葉狩 ④雨の戸隠へ

④戸隠神社(Togakusi) 大雨という予報。 おじたんは、「今日はやめといたら?」という。 しかし、姉妹は決断した。 「登山するわけじゃないんだから、とにかく行ってみようよ。」 登山ではないがバスは結構な山道を行く。 途中の紅葉もなんともうつくしい~! 「やっぱ...