2018年6月20日水曜日

チャグチャグ馬コに行きました

岩手への旅2日目は、チャグチャグ馬コ!

仙台に住んでいた時に隣県のこの行事を見て以来、いつか行きたいなあと憧れ、
数年前に当時岩手にいたコウロンから「チャグチャグ馬コ見たよ♡」という知らせを聞いて更に「行きたい~」と願っていたのだ。
願いは叶えるもの!
おばたんは、ついに出かけたのだ~!




朝8時過ぎ苗の揺れる田圃道を鬼越蒼前神社(Onikosi Souzenzinzya)に急ぐ。
道の馬糞を見つけてワクワク。
風に流れてくるいななきを聞いてワクワク。
神社の境内は着飾った馬たちでいっぱいだった。
馬の首にかけられた鳴り輪や衣装に100個もとりつけられた鈴が鳴って、なんとも賑やかで晴れがましい!
仔馬を連れた母馬が意外と多い。
「何歳なんですか?」
「何歳ってねぇ・・・3か月くらいだな。」
「ええ?まだそんななんですね!
来年はデビューするんですか?」
「うん。そうだな。」

甘えん坊の仔馬にママも心配そう
馬の上には絣に笠をかぶった女の子や、紺の半被にきりりと鉢巻をしめた男の子。
幼稚園児から小学校低学年くらいの子が多い。中には2歳か3歳くらいの子もいるがみんな馬上でキリリ、しゃんとしている。
馬たちは、サラブレッドとは全然違う。たくましくてとにかく脚が太い
興奮していななきバタバタしている馬もいるが子供たち、全然動じていないのがすごい。
美しい小荷駄装束の馬コと凛々しい少年!お姉ちゃんの衣装もかわいいね
馬たちは神前にお参りして出発して行った。

ここから14キロ歩いて休憩をはさんで、午後早くに隣町盛岡市の八幡神社に着くんだって。
仔馬たちもママからおっぱいをもらうんだね。
ボクとおばたんも3キロくらいついて歩いた。
あいにくこの日岩手山は見えなかったけど、80頭近い馬コの行列は、沿道にずっと続く応援の人たちに見守られて、ちゃんがちゃんがと鈴を鳴らしながら
「絵に描いたような日本」の中を進んでいったよ。
チャグチャグ馬コはもうそれ自体がファンタジーだ。
いってらっしゃ~い!子供たちも仔馬もがんばれ~!

蒼前神社近くの田んぼ左側の人だかりが人気の撮影ポイントらしいよ

馬コの歩みは意外と速いよ


南部と言われるこの地方は、古代から馬の名産地で、馬たちはとても大切にされてきた。
「つい最近までは(昭和?)南部曲がり家といわれる建物で、人と馬が同じ空間で暮らしていたんですけどね。」とガイドさん。
遠野物語の「おしらさま」の伝承もそんな生活の中から生まれたものだ。
でも、もう農耕に使われている馬コはいないそうだ。
「この祭りに出るために育ててる。」
「馬コかわいいからな。ペットと同じだ。」とおじさんたちが言っていた。

おばたんたちは、盛岡駅の近くで馬コ行列をお迎えした。
馬上の姫と騎士たち頑張っている。ほとんど寝ちゃっている子もいるけど、ほとんどの子が声援に応えて笑顔で手を振っている。仔馬たちもちゃんと来ているぞ。
馬コたちも行進にすっかり慣れて、いなないたり、駆けだしそうになったりしないでアスファルトの大通りを歩いている。(出発したばかりの時は、していた)
盛岡市内 城址近く パレードも終盤だ


盛岡を発つ間際に八幡神社の前を通ったら、きれいな飾りを取って素に戻った馬コと姫たち、御付きの人々が帰り支度をしていた。近在の馬コは歩いて、遠くから来た馬コは車で帰る。
「おつかれさま、また元気で来年も行進に加わってね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ボクとおばたんは、馬コをみてとってもうれしかった!
でもこのうれしさは、なんだか哀しい気持ちにも似ていたよ。
長年の願いが叶っちゃったからなのか、馬コたちの過去未来になんか哀しいものが入っているからなのか、ファンタジーだからなのか

今でも思い浮かべると鼻の奥がつーんとしてくるんだよ。





















2018年6月13日水曜日

フムフム、これがDragon Eyeか~

6月8日。
ボクとおばたんは、岩手県と秋田県の境にある八幡平にいた。
本州も梅雨入り、東北の空も雲に覆われて微妙だ。
おばたんの「晴れ女」パワー持つかなぁ。


八幡平は火山。爆発したときの火口に水がたまった沼があちこちにあるよ
多分シラネアオイ


サンカヨウ?

エンレイソウ?

ショウジョウバカマ?

クラブツーリズムのツアーに入ってここにいる。
この日の観光目玉は、くしくもDragon Eye。
 龍の目玉。

春先に申し込んだときにはなんだろう?と思った。
最近は、雪解けにまつわる自然現象としてテレビでよく紹介されている。

高山の池や沼に積もった雪が周辺部から融けて行って、真ん中が丸く残るんだね。
沼のそこには雪が残っているから空が写って瞳の白い、青い目ができる。
丸く溶け残っている時期に出会うかどうかは運。
「何日か前のツアーでは三日月型だったみたいなんですが、どうかしら?」
添乗員さんを追い抜いておばたん、雪の残る山道をドカドカ進む。
今回の荷物のメインはここを歩くためのスノーブーツだったんだ。
頂上に近く、風が強いので木々は背が低い。
あ、桜の樹もある。こんどこそ今季最後の桜だろう。
手前が桜。奥に白骨林

奥が秋田方向

林の間にまだ雪がある。結構黒く汚れてシャーベット状だよ

樹の間から雪のあいだに・・・


「あ~、これがドラゴンアイ!」


ドローンを飛ばしている人がいた。
確かに普通に横から撮ったんじゃ向こう側が写せず、龍眼 には見えないね。肉眼では丸くなってるのがわかったんだけど。

ふむふむ。
観光写真は、きっと青空の時に、汚れた雪の上をきれいに削って、ドローンで真上から撮ってるんだね。





2018年6月6日水曜日

風邪に注意!

風邪に注意…って今更?
いや、でもやっぱりおばたんのくせに 油断というか、過信してました。
5月の5日に風邪ひいたんです。
車の中で乾いた咳が出て「あっ、これよくない方の風邪かも?」って身体がわかったの。
ああ、それなのにそれなのにつぎつぎ重ねた失敗・・・・

失敗ポイント①
きっとテンションが上がったら治るだろうと思って翌日黒部ダムへ行った。
…残念ながら、そこまで若くなかった。
失敗ポイント②
帰宅してからもありあわせの市販薬で様子を見ていた。
失敗ポイント③
その時はまだ声が出たので、コーラスで目いっぱい歌ってしまった。
…途中で、あれ?声が擦れてきた?って思ったのにやめなかった。
失敗ポイント④
その次の日、友達と出かけていっぱいおしゃべりした。
帰りに咳が止まらなくなった。
や、やばい・・・!!ほっといたらまた半年も咳が続くかも?

おばたん、「医者に行こう!」と決心。
次の日耳鼻咽喉科に行って、鼻から喉カメラを入れられる。
(鼻からカメラが嫌で人間ドックでもバリウム検診を選んでいるのに、否も応もなくテキパキっと入れられてしまった。)
「ああ~ポリープなんかはできてないけど、声帯が腫れてますね。ほら、ぼよぼよ~んとしてるでしょう?本来はもっとパキッとしてるもんなんですよ。」
ふ~ん。これが声帯。昔見たムラサキツユクサの気孔にそっくりだ。

レルベアという吸入薬を処方された。2週間使ってほぼ咳は止まった。
レルベアは気管支ぜんそくの薬。
ステロイドで口の中に残るといけないらしく、うがいとお口くちゅくちゅしないといけない。

失敗ポイント⑤
咳も止まったし、歌ってもいいだろうとコーラスに参加。発声練習の後、まじで声が出なくなった!!ほんまにおばたんは、あんぽんたん。

おばたんは元気な時にはピアノの真ん中のドの2オクターブ上のレ#まで出るんだけど、それが1オクターブ上のドまでしか出なくなったのだ!
別に仕事じゃないし、と思うでしょ?
でも声が出ないのってすっごく不便よ~。
しゃべる時も息が音に変わるのに微妙な間があくし。
すごく合わないリードをつけて木管楽器を鳴らそうとするような感じ。

もう一回医者に行ったら「まだ声帯の周りが赤いからこりゃ、しばらくかかるね。」と言って同じ薬をもう2週間分処方された。

でも、この薬そんなに続けていいのかな?
脚や腹筋がつるんだけど。お茶を飲んだ時に軽くしびれるような味がするし・・・。というわけでおとといから勝手にやめているのさ。

風邪を引いてからちょうど1か月。
今も喉がものすごく敏感になっていて、辛いもの酸っぱいものに過敏に反応して咳が出るよ。
声域は、ちょっと戻ってミのあたりまで出るように。
まだまだ戦列には復帰できないけど我慢我慢。
最初の失敗が長く長く翳をおとす 風邪。
今まで以上に注意しなくちゃ!











猫額園の収穫

秋に蒔いた小松菜とさやえんどうとグリンピース、みんなそれぞれ頑張ってくれました。小松菜とグリンピースは撤去し、種を採りました。また来年も育ててみよう! さやえんどうは、まだ続々となっております^_^