2020年2月5日水曜日

神戸で同窓会、そして嵯峨野へ

すぽたんとおばたんの新幹線途中下車の旅、
2020年最初の途中下車は新神戸
ここで同窓会があるのである。
おばたんの最初で最後の生徒ちゃんたちと35年ぶりに会うという同窓会。
『毎日会ってた子たちと会うのにこんなに緊張するのはなぜだ?
私はみんなのこと大好きだったけど果たして向こうはどう思っていたのか?』
などなど結構な不安を抱きつつ、メリケンパーク方面へ向かう。
メリケンパーク

変わらないのはポートタワーだけ。
震災後このあたりもすっかり変わった。


「こんなおっきいホテルで同窓会を開くように立派になったのねみんな・・・」
「同窓会」
静かなホテルでやたら にぎにぎしている一角。
いたいた!みんな!

面影が残る子も、「え~っ、誰?」という子も(子…というのは不適切だけど)
「きゃー!」「わ~!」「お~!」と盛り上がり、
おばたんはそのまま受付附近に居座って
次々とやってくる皆さんの顔と名前をチェックさせてもらいました。
さすが神戸っ子、女子はみんなおしゃれな美人さん。
男子もそれぞれに似合うお洋服を着こなしている。
あちこちで旧交をあたためたり、
当時は別グループだった子たちが交流したりとみんな楽しそう♡
すっかりオトナの顔をしていたみんなが、だんだんと高校生に戻って行くのが
不思議でもありおもしろい。
おばたんも久しぶりにみんなに会って、うれしくてテンパってしまって
ご挨拶がしどろもどろになってしまい、
「大丈夫!授業もそんなんやったで~!」という声援?を受けてしまったのが
かえすがえすも残念であった・・・
というわけで、めっちゃ楽しい同窓会だったんだけど、
若干自己嫌悪を抱えつつ、おばたんは嵐山へ向かった。
嵐山にてお泊り。
「渡月橋と竹の道」
まっすぐ帰るつもりだったけど、朝10時の渡月橋を見て気が変わった。
如月や人影まばらな渡月橋(心の俳句)

ものすごく大きい白い鳥 サギなん?

「すぽたん、人がいてへんわ。今日は嵯峨野巡りできるんちゃう?」
昨日神戸の子たちとしゃべりまくったので、おばたんの脳内は関西弁で満たされている。
こんな嵐山何年振りだろう。
観光客は、寂しくない程度。
渡月橋から続く商店街?はそこそこ賑わっているけどそれも野々宮神社までだった。
竹の道で写メを撮っても人が写らないなんて・・・

白梅の春ですね

紅梅も春ですね

冬の名残の南天の実も

踏切を越えて奥嵯峨野に入るともう観光客はたまに行き交うくらいになった。
 新型コロナ肺炎の影響おそるべし。
「中国の人だけやのうて日本人もほかの国の人も減ってますねん」とお店の人が嘆いていた。「僕ら、雇われてるだけやからまだええですけど、経営者は大変や思いますわ・・・」
ここのわらびもちが好きで行ったら買います

新型コロナは怖いけど、そこにずっと住んではる人もいてるわけやしなぁ・・・。
不必要に恐れず騒がず生きて行こうと思うおばたんとすぽたんだった。
「祇王寺」
今回は「ホテルで同窓会仕様」で出てきたのでヒール靴。これで全部回るのは年齢的にも無理があるので昔から好きで、でもここしばらくは人の多さに引いていた「祇王寺」へ行くことにした。
「まあ~♡」学生時代に行ってたころの祇王寺が戻っていた。
冬でも青々と美しい苔

椿がぽとん

こんなに人がいないなんで夢のよう・・・

すぽたんが記念写真を撮ってても、奇異の目で見る人もないし

ええなあ、祇王寺

年配のご夫婦が出入りするくらいでいつもの喧騒がうそのよう。
みんな小声で語り合うので、ちょろちょろと流れる水の音や、水琴窟の澄んだ響きが聞こえるだけ。(携帯で職場と話してるおじさんはいささか興ざめであったが、仕方ない
庵の中にも誰もいない!
こんなことがあるなんて!

お金の呪縛から逃れられない生きてる人間の嘆きをよそに
ここに祀られている祇王たちは、ほっと一息ついているこの頃なのかもしれないね。
「もえいづるも枯るるも同じ野辺の草 いづれかあきにあはで果つべき」
「清凉寺」
「さあ帰ろう」JR嵯峨嵐山駅を目指すが、奥地まで来てしまったので遠かったわ~
途中「清凉寺」でお休み。
ここは広いし、普段でも外国の人がそこまでいないので静かなお寺。
紅葉もきれいなのだけど、今は梅の花がいい匂い。

緋もうせん 桜より梅に似合うかも?


日曜なのに湯豆腐屋さんは閉まっていた

ああ、のどか~静か~


おばたんは、またしみじみと静かな嵯峨野を味わってやっと腰を上げたのであった。




猫額園の収穫

秋に蒔いた小松菜とさやえんどうとグリンピース、みんなそれぞれ頑張ってくれました。小松菜とグリンピースは撤去し、種を採りました。また来年も育ててみよう! さやえんどうは、まだ続々となっております^_^