2015年11月29日日曜日

姫路城は雨の中

今は昔・・・となってしまった去る11月18日。
すぽたんとおばたんは、また「新幹線途中下車の旅」で姫路城にお立ち寄りさせてもらった。
岡山でこだまを待っていたら今人気の「エヴァンゲリオン型」に乗れた
ファンではないけど、なんかラッキー♡





「白すぎ城」とか言われているうちに行かなくっちゃ、行かなくっちゃ・・と思っていたので姫路在住の友達に案内してもらって宿願を成就したのである。
この日も雨。
晴れ女・・・のおばたんにしては雨率高い。
実は今回の旅のお供は、「すぽたん」はすぽたんでもいつもの「ミニすぽ」ではなく、「ペたすぽ」なのである。
ぼくが「ぺたすぽ」 ミニちゃんよりぺたんとした形
「ああ、これでボクは雨犬のレッテルを貼られて当分お呼び出しがないよ・・・」ぺたすぽ、嘆くことしきりである。
天守の左に寄り添ってるのが以前に修復した小天守。屋根の色がすでに違うね。


・・・が、雨の中の「白鷺城」
落ち着いた白さで美しい。
上の写真のずっと左の方にも建物が続いているんだ



案内してくれたSちゃんによると、オペラの上演やプロジェクションマッピングなどの催しもあってどれも大成功だったらしい。

姫路城は、すそ野が広い。
天守閣だけでなく山脈のように続く低目の建物の中にまず、小天守、そして大天守が屹立しているところがちょっと他とは違う感じ。








姫路城の国宝たる所以は中の材木もすべて当時のものである、ということだときいたことがある。
今度の大修復工事も、どこを直したのかがわからない。
「修復はよう直しはったなあ・・・とか言われたら失敗です。どこをどないに直したんかわからへん、っていうのがホンマの修復です。」と、何かの修復をした人が語ったものを読んだことがある。
・・・最近のおばたん、どこで誰が言ってたのかとかの記憶がないけど、その時は「そうやな~」と納得したものである。

古い大きな木 つやつや黒光りして歴史がしみこんでるよ
天守閣から姫路の街なみ 黒いしゃちほこもすてきだ
お昼ご飯はお城の隣の「好古園」のレストランでアナゴどんぶりをいただきました。
晴れていたら暴れん坊将軍のようにお庭を散策したかったけれど、あきらめてアーケード商店街へ。
きょう日のアーケード街はシャッター街と同義だけど、姫路の商店街にぎやかである。
相当長いし、いろんなお店が頑張っている。
「そうかなあ。お城効果かもね。」とSちゃんは言ってたけど、
どこへ行っても同じ大きなチェーンの系列店しかない街ってつまんない。
地元らしい、昔ながらのお店がこれからもお城と一緒に残っていてほしいな・・・と思いました。

2015年11月23日月曜日

おばたん、吸魂鬼に負ける すぽたん初めての大阪②

おばたんの同期会2日目。
きょうはUSJデビューだよ。
「あ、あの黄色い犬連れて来てんねんな。でも、今日もこの子は出てこられへんで。
昨日よりもっと速うに歩くで~」
Eちゃんがボクを見て言ったので、ぼくは大きい方のバッグに入れられてしまった。
ぶーぶー

6時起床で開園と同時に入場に成功!
おばたんたちが入場手続きをしている間にも、頭上でジェットコースターがぐい^^んと回転し、キィ~ヤァ~~という高い叫び声が上がっている。
ああ、ワクワク!
Xmasムード漂う園内・・雨なのが残念

楽しみにしていたわりには、おばたん何の事前学習もしていない。
近くから順次回ろうということでまずは、
「スパイダーマン」に行く。
ここは開演直後ということもあって10分も待たないで入場できた。
3Dメガネをかけて高いビルから飛んだり、敵の攻撃を受けたりした後、
「バックトゥーザフューチャー」でまたメガネをかけてヒュワーンと跳んだり回ったりした。
どこに行くのか、ついた先に何が待っているのか全くわからないまま、今日も早歩きでついていくおばたん。
次は、
「ジュラシックパーク」だった。
水辺を恐竜たちをみながらゆったりとボートで進む系ね。こりゃ、くつろげる・・・と思っていたら急流すべりだった!結構な落差をどど~んと落下!最前列だったのでびっしょびしょになってしまった。(小雨でレインコートをきていたにもかかわらず)
でも、これはお気に入り登録!
次は、
「ハリウッド・ドリームザライド」
「え?これってもしかして みんなが絶叫しているあれ?」
手荷物もポッケの中のものも出されて棚に置いて浅い靴には輪ゴムを止めさされてから出発。おそらく20年ぶりくらいの本格的な絶叫マシーンに乗ってしまった。叫び過ぎて声がカスカスになってしまったけど、これもお気に入り登録。
大賑わいのホグズミード?

その後ホグワーツ城の聳えるハリポタゾーンに侵入。
雨雲のせいで不穏な雰囲気が・・・

「かわいいおヒゲ作ってくださいね♡」とお姉さんに言われて有名なバタービールを飲んでみる。
ジンジャーエールみたいな炭酸水に、とろけたアイスクリームみたいな泡が乗っている。
「ビールというよりクリームソーダ?」
うわさのバタービール600円 ホット700円もあるらしい どんな?
噂よりおいしいと思って飲んだのだったが、おかげで
「ハリーポッターフォービドゥンジャーニー」が大変だった!

「お荷物は全部ロッカーへ」&「メガネをどうぞ」
・・・これはまた跳んだり回ったり?とは思いながら 普通に乗ったら想定外の過激さだった。おまけにシートが1つずつがっちり仕切られていて孤独な戦いを強いられる。ぐるぐる飛んでいるうちにさっきのんだバタービールが上がってきて気持ち悪くなってしまった。次々に襲いかかってくるディメンター(吸魂鬼)に魂を吸い取られてフラフラになってしまったおばたんだった。
ボクはカバンの中に残されたことを感謝したよ。
城から出ると青空になっていた

ご飯タイムになったが
魂吸い取られ中のおばたんは、あまりものが食べられなくて水分ばっかり取っていた。
ちょっと可哀そう。おじちゃんたちも結構ハリポタ酔いしていたようだ。
後半はグルグル系はちょっとお休みで
「バックドラフト」
「モンスターロックンロールショウ」などで鋭気を養った。
ジョーズがかわいくリースとおりぼんをつけている







そして、やっぱりまだ乗るのね。メガネをかけるやつに。
「スペースファンタジー」
これも飛んだりグルグルしたりしたが、胃に物が入っていなかったせいかきれいな映像を楽しめた。

一行は、最後に
「ウォーターーワールド」という活劇を見て出口に向かったのであった。

USJでは『時は金なり』なんだ
Eちゃんが前もって全員に用意してくれていた「ハリーポッターゾーン入場確約付エクスプレスカード5」??みたいな名前のカードをかざすと行列を無視してどんどん進める。
その効力はディズニーのファストパスの比ではない。やっぱりお金の力は大きいんだ~。
9つもアトラクションを制覇してしまった・・・。
今日の歩数は、20107歩だそうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

関西各地に散らばるみんなは、それぞれの駅で手をふって別れていった。
九州へ戻るY君と四国へ向かうおばたんは、新幹線のホームでしみじみと
「いやぁ、いっぱい遊んだねえ。疲れたけど楽しかったねえ、
また来年みんなの元気な顔が見られるといいねえ・・・」 と握手して別れたのだった。

30代の中ごろから始まった同期会。
年々、同期が元気で集まれる有難さが身に沁みてくる。
「有難い」が、ほんとに元々の「そうあることが難しい」の意味に近づいてきた・・・・
Eちゃんに感謝、そして毎年の幹事さんに感謝。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2015年11月21日土曜日

走れ!おばたん すぽたん初めての大阪①

おばたんの過去を知る人にとっては意外かも?だが、
実はおばたん、大阪をほとんど知らない。
30年前に、先輩たちに怒鳴られながら梅田の地下街をフェスティバルホールに向かって楽器を抱えて走った、という思い出しかないのである。

今年の同期会は、
『Eちゃんの案内で大阪とUSJを楽しもう!』
Eちゃんは、大阪在住のかっこいい女性である。
「新大阪の千成ビョウタンのとこに集合やで!」
京都に前泊したおばたんとボクが行ってみるとEちゃん、もう来ていた。
「ほな、ごはん行こか!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「あかんやん。やっぱりいっぱいや。」
お昼を予定していた駅地下の串カツ「だるま」は昼食時で満席。
「ほな、松葉へ行くで!」
Eちゃん、この事態も予測済みである。
「ちゃんと附いて来てや。」
この時2日間にわたる、競歩のような行軍が始まったのである。
おばたんも金紙ドライバーなので歩きの速さには自信がある。
が、こんな縦横に人が歩き回っている中をこの速さで歩くEちゃんって一体・・・・?
関東の人の思い込みとは異なり大阪の人も結構黒っぽい服装が多かった。
ヒョウ柄とか見なかったよ
その中を泳いで行く黒いジャケットのEちゃんを追っかけるのは至難であった。
「みんな、遅い。いつもはもっと速いねんで、今日はゆっくりや。」
う、嘘・・・・

『串カツのまつば』

ソースが付けたりない時はキャベツで掬ってヌリヌリするんだって
「ほんまは、だるまよりこっちのほうが古い店やねんで。」
「おお、これが2回付けてはいけない、というソースやな。」
テーブルの真ん中にたっぷりソースが入ったお皿があり、すわるとキャベツが配られる。
同行のおじちゃんたちはビールも頼んで美味しそうだが、おばたんはウーロン茶で我慢の子。

だいたいが1本170円だった。






「ほな、次行くで、ついて来てな。」
「は~い!」

『道具屋筋商店街』
合羽橋に似ているが、やたらたこ焼きの道具が多い。
ちょっと円周が大きいのは明石焼きの道具である。
おもしろいなあ・・・しかしぼんやり見ているとおいていかれる。
「はい、次はNGK行きますよ~!」
「は~い」とは言ったものの
『NGK』?NGKってなあに?
花月前
NGK・・・とは、なんばグランド花月の略だった・・・
知らなかった~
この「すちこ」さん、というキャラも全然知りませんでした・・・

メガネをかけてるのがすちこさん。「すっちー」というお笑い芸人さんが女装したキャラクターのゆるきゃら?と言ったらいいのでしょうか。寡聞にして知りませんでした。大阪のおばちゃんだから「飴ちゃんのばらまき」をするんだって。
すぽたん、恐ろしいものを発見!肉吸い??チュパカタブラを連想する名前だ・・・
同行のおじちゃんによると「肉うどんからうどんを抜いたもんや」そうです。ほ~!

『黒門市場』
年末になるとテレビの中継が必ず入る、大阪人の台所だす。
市場っていうとだいたい魚介のお店が目立つんだけど、ここはそれプラス果物屋さんが目立っていた。
生ジュースを飲ませるお店、ウニをその場で開けて食べさせる店、たこ焼きやさん・・・いろいろ美味しそうだったのだが、さっきの串カツでまだお腹がいっぱいで
全然食べられなかったのが実に悔しい。
画面奥は黒門市場を行くおばたんたち 撮影は同行のイネ君です

『生国魂神社』
これでイクタマ神社と読む。
付近はお寺とホテル街。
お寺が経営しているLOVEHO・・・愛欲の無常を示唆するかのようである。
境内にはいろんなお社が集まっている。
芸事上達、学問とかが主で武芸上達や闘いに勝つぞ系が見当たらなかったのは
伝統的に「文化」重視の関西っぽい気がした。
井原西鶴さんの像 今にもしゃべりだしそうな生き生きした像で「西鶴師匠」と呼びたい感じ

『国立文楽劇場』
撮影はイネ君

ここは、橋下氏に「こんなとこに金は出さん」と補助金を打ち切られたらしいけど、この日はたくさんの観客でにぎわっていた。
負けるな!文楽劇場!

「玉藻の前」という面白そうなものが掛かっていた。
見たかったなあ・・・。












『道頓堀』
日が落ちて真っ暗・・・なのは空だけで道頓堀通りは赤い灯青い灯ネオンキラキラである。
昼間は深緑に濁っていた道頓堀も、周りの明かりを映して綺麗。外国人を満載した観光船が滑って行く。
道幅いっぱいに、どこから来たのかと思うほど人があふれかえっている。
どこから来たか・・・というとどうやら中国から来た人たちが大部分のようだった。
すっかり大阪の雰囲気に馴染んで楽しそうだ。
でも、多い。
写真なんか撮れないよ!
「待って~!Eちゃん、迷子になるよう~!」

晩御飯は、フグ!
以前下関でもフグを食べたんだけど、今回の方が美味しかった。
なんだろ、味付けかな?
タレとか出汁とか?
やっぱり大阪は味にうるさいのかな。

『水かけ不動さん』
法善寺横丁、織田作之助の「夫婦善哉」で有名な水掛不動さんにもちょこっとご挨拶。
夜というのに大賑わいだよ。
火焔を背負ったお不動様、緑色でぬいぐるみのようにふんわりしている。
水をかけられて全身に苔が生えているんだ!
商売繁盛、恋愛成就の祈りを込めてお水を掛けると願いが叶うそうだ。
法善寺横丁


ここのおぜんざいは2椀で一人分だす。

霊験あらたかなお不動さん 

このあと地下鉄に乗って梅田まで出た。
なんかすっかりきれいになってしまっていた。
あの怪しい地下街は消えてしまって夜空に向かってスタイリッシュなビルが伸びていた。

あ!阪神電車!



「今日は、はよ寝るんやで!明日早いからな!」

今日の「歩き」は22,545歩だったそうです。
忙しい中を綿密な計画を立てて、いっぱいいっぱい案内してくれたEちゃんに感謝して
おばたんとボクは眠りに就きました。


2015年11月5日木曜日

すぽたん晩秋の北海道旅 ⑤終 今日は冬!

北海道は晩秋から冬に突っ込んでしまった。
今日は、雨の中に白いものがだんだん増えている。
「う~~~寒いよう!」

「吹奏楽コンクール」
昨日今日(10月24・25日)と吹奏楽コンクールの「大学と職場一般の部」が札幌で開かれている。
そしてたまたま・・・というより
全国大会の常連の市民吹奏楽団におばたんの大学時代の友達が出ているので、
20年ぶりくらいで吹奏楽の全国大会を聴きに行くことになっっていた。






今日は職場一般の部を3階席から聴く。
「それにしてもこの雪・・・」
吹奏楽のコンクールは大変だ。
演奏以前に楽器の搬入搬出が・・・
特に大きな楽器、チューバや弦バス、パーカッション類
このつるつるすべる雪の中を搬出入するだけでも大変だけど
舞台の上でも大変。
前の団が片付けて退場するやいなや、楽器を運び込み並べる・・・
が、さすがに歴戦の勇者たちばかりなので至ってスムーズ

3階から見るとどの団もパーカッションの動きがすごいよ。
一人でいくつもの楽器を担当し、団によっては曲の途中で受け持ちが変わるし。
割と若い人が担当し、狭い山台の隙間を機敏に動いて、打つ・鳴らす・弾く!
パーカッション、かっこいい!

ハープや弦バスの数も多くて色彩が豊かな感じ。
友達の団の演奏もとっても素敵だった。
午前中7団体ほど聞いた中で、一番響きが柔らかくて何だか懐かしい音だった。
学生の時に練習場でよく聞いていた響きに通じるものがあって、
地域に伝えられる音色ってものがあるのかしら?などと思った。・・・とおばたんが言っていた。


「木田金次郎美術館へ」
ずっと聴いていたかったんだけど、午後からは岩内に行くことになっている。
高速道路の両脇がずんずん白くなっていく。まだ普通タイヤなのに~~
太陽が顔を出したり、あられをぶちまけたり・・・むちゃくちゃや~
岩内というのは積丹半島の下側の付け根あたりにある町。
そこの「木田金次郎美術館」に行くのだ。
雪はほとんど横から降ってくる。
え~ん!雷も鳴ってるよ!
北海道、夏とは別人になろうとしている!

高校の教科書に「生まれ出づる悩み」(有島武郎)の一節が収録されていたのをご記憶だろうか?

『ある秋の午後、札幌に滞在中の有島氏の所に一人の少年が絵を持ち込む。
一目見て少年の才能に打たれた有島は、激励して別れるが、彼のことを「どうなったろう」と気にしていた。10年の歳月が流れ、氏の元に小包が届く。魚臭い包みの中から汚れたスケッチ帳が出て来た。少年は家庭の事情で漁師をしながら絵画への思いを断ち切らず、故郷の岩内の風景を描きづつけていたのだった・・・』

話がどこへ行くかというと、その絵描きのモデルが木田金次郎氏なのである。
・・・ということはつい最近知ったばかりなのであるが、
その昔、おばたんは授業中にこの小説にはまり込んでしまって、教室から魚臭い油紙や暗い寒い漁港の世界へワープしちゃったそうだ。
岩内の港 絵になる風景だけど寒すぎる~


画家として暮らせるようになってからも、岩内の大火という惨事に巻き込まれ家も作品も失った。
美術館には木田金次郎のアトリエが再現されている。10畳のアトリエは子供の勉強部屋と兼用の空間だったそうだ。イーゼルの脇に木の蜜柑箱が積んであって、絞り切った絵の具のチューブがいっぱい入っている。パレットの上に残っているのは遺作のバラの絵の絵の具。
画伯は岩内をすごく愛してて、付近の山や海や岩の絵が多いんだけど、花の絵、魚の絵も素敵だったよ。
生活の中から生まれた絵っていう力強さと骨太さと情熱がある絵だとぼくは、思ったよ。
再現アトリエ

絶筆「バラ」1962年

「ひゅ~~xxxっっ!寒~!」
外は1℃になった。
隣接するのは泊村。




岩内港から泊村方向を望む 画面中央下よりに泊原発が見える
木田金次郎はその海岸にある「ヘロカラウスの岩」を描いた作品を残したが、
その岩自体は今はない。
原発を建設するときに破壊されたそうだ。

2015年11月3日火曜日

すぽたん晩秋の北海道旅④ 晩秋<初冬?


昨日の青空が灰色に変わっている。
おばたんは頭痛・・・別に夕べ飲み過ぎたわけではない

「まぼろしのタウシュベツ橋梁」
ここでタウシュベツ橋梁についておさらいしてみよう。
北海道には赤字のため廃線となった鉄道がいっぱいある。
そんな廃線の一つが旧国鉄・士幌線だった。
山峡を走るため橋梁が多く、中でもタウシュベツ川にかかる橋は、糠平湖に水没したり、現れたりするためまぼろしの橋梁と呼ばれて有名なのだ。
おばたん「見に行きたいんですけど」
宿の主人「いや~、今の時期9割がた水没ですよ。糠平湖は電力のためのダム湖だから、冬場の電源としていま水を溜めてるとこなんですよ。見るんだったら春から夏ですよ。
それに近くへ行く道は封鎖されてるから、対岸からちいさ~く見ることになりますね。見学ツアーに入ると許可取ってるから そばまで行けますよ。3,000~4000円くらいかかりますよ。」

ぼくたちは立札に従って熊笹の道を下りた
っということで今回は縁がなかった・・・ということに。
それでもあきらめられないおばたんは、
「きっとここから見えるはず!」と湖の際まで茂みを分け分け降りて行った。
下りたはよいがあがりみちがわからなくなって、また危うく遭難するところだった。
ぼくの後ろに見えるのも士幌線の橋梁

肉眼ではぼくのずっと後ろ、湖の向こうにかすかにみえるんだけど・・・


「足寄」
開業は1910年廃止は2006年

ふるさと銀河線の廃線に伴って廃駅
駅舎と線路がすこし残されている。松山千春の力でも配線は免れなかったのか・・・
でも、隣には大きな道の駅がって周囲は賑やかで今でも町の中心って感じだ。


「オンネトー」


バスで来た観光客のみなさんもそそくさと去って行った

阿寒国立公園の中にある湖。
あいにくの雨で、五色に変わるという美しい水の色は見られなかった。湖の周りを歩いても見たかったが、外気温は3度を示し、10秒くらいで車に戻ってしまった。
また、いつか来よう。
足寄に戻ってついに頭痛薬を購入。
運転手さんが美味しそうに「豚丼スペシャル」を食べるのを横目に おうどんのおつゆだけしか飲めないおばたん、可哀そう~。

「ばんえい競馬場とスイートポテト」
帯広市内で運転手さんがまず向かったのは「クランベリー」というお菓子屋さん。
ここは人気があるのに帯広以外に支店を出さないのだそうだ。
メインのお菓子はスイートポテトなのだが、その販売方法が変わっている。っていうか、だいたいスイートポテトが尋常でなく大きいのだ。その大きいのを丸ごとで量り売りしている。
おばたんは、ナマコ餅かオオサンショウウオみたいなスイートポテトをご購入。滞在はあと2日なのに食べきれるのだろうか・・・・・
とにかくでっかい!ぼくの10倍はある。

頭痛軽快のおばたん、運転手さんのおススメでばんえい競馬場に。
ばんえい競馬は馬も競馬場も普通の競馬とは違う。


馬たち・・・がっしり大きい。道産子なのかと思っていたら多くは外国の馬の血統らしい。
      後ろに大きなそりを引いている。
騎手・・・馬ではなくそりに乗っている。
馬場・・・直線コースで途中に山が2か所ある。
人々・・・桟敷席にはいないで、コースのそばで見ていて馬と一緒に移動する。
ゴール…鼻づらではなく、そりの最後が入ったらゴール。

普通の競馬も詳しくないし、上記はおばたんの見た感じである。
各馬は一斉にスタートはするが、山の前でピタッと止まってしまう子が多い。

そこでよいしょ!と気合を入れ直して山を登って行く。
ちょっと走ったらまた山の手前で止まったり、降りたところで止まったり・・・。
がんばれ~!もうすぐゴールだ!

テレビで見る競馬の緊張感はない。
それでも、山の手前で動かない子はピシピシされていたし、事前に配っていた予想紙に二重丸が付いてる子が1着になっていたし、すっごく真剣に研究してるおじちゃんたちもいた。
一回見たくらいではわからない奥深さが、きっとあるのだろう。

「さあ、札幌へ戻ろう」
お天気は、晴れたりぱらぱらと降ったり、くるくる変わる。
競馬場に併設されてる農産物販売所でお芋やお肉やチーズを買い込んで車に乗った。
札幌までは結構遠い。
途中のSAは、トイレと自販機しかない。
お腹がすいたおばたんは例の大きなスイートポテトを手で割ってむしゃむしゃ食べていた。
とってもおいしかったって。

夕方 雲の間からすごくありがたそうな光線が・・・


2015年11月2日月曜日

すぽたん晩秋の北海道旅③ 鮭と石と鹿

同時期の知床はもう冬 (おじたん撮影)

今回の旅、おばたんのイメージとしては、錦秋の北の大地の真ん中で落ち葉に巻かれたい・・・みたいな感じだったんだけど実際は、もう北部や内陸は初冬の風情。比較的温暖な地域がかろうじて「秋」を保っているようだ。
今日は北海道の真ん中あたりに出かけることになっている。
が高速に乗る前に市内の「琴似発寒川」に立ち寄った。
読みはコトニハッサムガワ、ここに鮭が来ているらしい。

「すぽたんと鮭」
浅い細い川でこんなところにホントに鮭がいるのかなあ。
おばたんは、盛岡で見られなかった鮭の遡上のチャンス再来!と大喜びだ。
「あ、いるいる!」

見えるかなあ、尻ビレのしたにオレンジっぽいタマゴ。背びれや顔は剥けちゃって白くなってる

背びれが出ちゃいそうな流れの中でたくさんの鮭が・・・
ぼくたちの影を察知すると「ササッ!」と散るが、またお気に入りの場所に集まって水中ホバリング。
よく見るとみんな満身創痍だ。
鮭たちボロボロになっている。
卵を出しているママ鮭のそばで見張りをしているパパ鮭は それでも、別の鮭が寄ってくると追い払いに行く。追い払う方も払われる方ももう死闘というほどの元気はない。
ゆるり、ゆるりと動いているように見える。
中央右よりにペア




「この川で生まれた鮭たちなんだねえ。生まれた川の匂いを覚えていて戻ってくるんだって。
卵産んだら、すぐ死んじゃうらしいよ。」」
おばたんがしみじみ語るので、すぽたん涙ポロポロだ。

「冬の間に孵化して、春ごろには小さい虫なんか食べて大きくなったら海に出て、北の海で暮らして4歳くらいになったら戻って来るんだって。

鮭の耳にはなにか聞こえるのかなぁ。
帰っておいで、帰っておいでって・・・」

おばたん、もうやめてちょうだい!







シラカバはとってもたくましい植物らしい。荒れ地に真っ先に生えるそうだ

「でっかいアンモナイトが勢ぞろい!」
「あ!ここ、寄ろうよ!」
夏に来た時にも車窓から気になっていたアンモナイト博物館。
三笠市立博物館は、すごい。
どうすごいかというと国内最大量のアンモナイト化石が展示されているのだ。
へやに入ると「ジャジャジャーン!!」て効果音が入るみたいに大きなアンモナイトが並んでお出迎えしているのだ。その上触っても、撮っても怒られないし。
この殻の中にイカみたいな奴が入ってたんだぜえ~

そういえば伊豆高原のアンモナイト博物館のおじちゃんも「北海道はアンモナイトの宝庫です。私、毎年掘りに行きます。」って言ってたな。
「エゾミカサリュウ」や「モササウルス」の化石もある。
三笠は炭鉱の町でもあったし・・・
遠い昔は海でこんなでっかいアンモナイトが泳ぎ、また陸になって大きな樹が生えまくっていたのか・・・

「ケンカ上等?」
あちこちで寄り道をしているうちになんとなく日差しが夕方っぽくなってきた
・・・が、時刻はまだ2時すぎだ。やっぱり日暮れが相当はやい。

「寄り道はやめよう」と言いながらも「三段の滝」で下車。
「三段の滝」という名勝は日本各地にあるね。
全部回ったらおもしろいかも?
「三段の滝」 ここは石狩川の支流芦別川の源流近く

上流側はドドドドド~!
下流側はゆるやか~


快晴なのに寒~い!
「川に近づくな!」にまじって「マムシに注意!」の看板がやたらに立っている。

昭和期にはこの滝を超えて鮭が上がって行ったそうだ。
川の呼び声恐るべし、鮭の力も恐るべしだ。

「層雲峡」を過ぎると車通りが減ってきた。
「あっ!キツネ!」
「おっ!シカ!」
運転手さんがいちいちブレーキを踏む。
よく見つけるもんだ。さすが(にわか)地元民である。
エゾシカ・・・大きい。
立派な角のおすシカはぼくを一瞥ポーーンと大きく跳ねて森の中へ入って行った。すごく大きなひと跳びでぼくはじ~~んとしてしまった。







ぼくたちは、喜んでいたが、地元ではなかなか大変らしい。食害もだけど交通事故も多いんだって。暗くなると車のヘッドライトめがけて突進してくるそうだ。
ライトをケンカを売ってきた大きなオスの目玉だとおもうのかなあ。
運転手さん撮影のエゾシカとキタキツネ
餌待ち狐 やっちゃいけないよね、でももらえるから道路わきで待ってるそうだよ

今日のお泊り場所の糠平湖に向かう。
急がなくっちゃほんとに日が暮れてしまう。
でも山があんまりきれいなのでまた「三国峠」で途中下車。
ほんとにきれいな景色だったよ~
え?ボクが邪魔?・・・看板だって邪魔っちゃ邪魔でしょう

お月様も写ったよ

こっちが西かな?





糠平湖といえば鉄道ファンにはおなじみの『幻の橋梁』タウシュベツ橋梁のあるところ。
ちょっとだけテツコのおばたんは、「みえるかな~~」と楽しみにしていたが・・・・・。
日が暮れてしまったので今日はここまでとなった。

その日の晩ご飯・・・エゾシカステーキが出た。
「え~~~~っ!」

大中恩先生が亡くなって・・・

娘が最初に覚えた歌が「さっちゃん」だった。 舌足らずの可愛い声で 「さっちゃんわえ~さっちこてう~ンだほんとらよ♪」 褒めるとどんどんレパートリーを増やし、2歳過ぎにはたいていの童謡は覚えていたので 「この子は天才ではないか???」と勘違いしたのも懐かしい。 去年...