2015年11月3日火曜日

すぽたん晩秋の北海道旅④ 晩秋<初冬?


昨日の青空が灰色に変わっている。
おばたんは頭痛・・・別に夕べ飲み過ぎたわけではない

「まぼろしのタウシュベツ橋梁」
ここでタウシュベツ橋梁についておさらいしてみよう。
北海道には赤字のため廃線となった鉄道がいっぱいある。
そんな廃線の一つが旧国鉄・士幌線だった。
山峡を走るため橋梁が多く、中でもタウシュベツ川にかかる橋は、糠平湖に水没したり、現れたりするためまぼろしの橋梁と呼ばれて有名なのだ。
おばたん「見に行きたいんですけど」
宿の主人「いや~、今の時期9割がた水没ですよ。糠平湖は電力のためのダム湖だから、冬場の電源としていま水を溜めてるとこなんですよ。見るんだったら春から夏ですよ。
それに近くへ行く道は封鎖されてるから、対岸からちいさ~く見ることになりますね。見学ツアーに入ると許可取ってるから そばまで行けますよ。3,000~4000円くらいかかりますよ。」

ぼくたちは立札に従って熊笹の道を下りた
っということで今回は縁がなかった・・・ということに。
それでもあきらめられないおばたんは、
「きっとここから見えるはず!」と湖の際まで茂みを分け分け降りて行った。
下りたはよいがあがりみちがわからなくなって、また危うく遭難するところだった。
ぼくの後ろに見えるのも士幌線の橋梁

肉眼ではぼくのずっと後ろ、湖の向こうにかすかにみえるんだけど・・・


「足寄」
開業は1910年廃止は2006年

ふるさと銀河線の廃線に伴って廃駅
駅舎と線路がすこし残されている。松山千春の力でも配線は免れなかったのか・・・
でも、隣には大きな道の駅がって周囲は賑やかで今でも町の中心って感じだ。


「オンネトー」


バスで来た観光客のみなさんもそそくさと去って行った

阿寒国立公園の中にある湖。
あいにくの雨で、五色に変わるという美しい水の色は見られなかった。湖の周りを歩いても見たかったが、外気温は3度を示し、10秒くらいで車に戻ってしまった。
また、いつか来よう。
足寄に戻ってついに頭痛薬を購入。
運転手さんが美味しそうに「豚丼スペシャル」を食べるのを横目に おうどんのおつゆだけしか飲めないおばたん、可哀そう~。

「ばんえい競馬場とスイートポテト」
帯広市内で運転手さんがまず向かったのは「クランベリー」というお菓子屋さん。
ここは人気があるのに帯広以外に支店を出さないのだそうだ。
メインのお菓子はスイートポテトなのだが、その販売方法が変わっている。っていうか、だいたいスイートポテトが尋常でなく大きいのだ。その大きいのを丸ごとで量り売りしている。
おばたんは、ナマコ餅かオオサンショウウオみたいなスイートポテトをご購入。滞在はあと2日なのに食べきれるのだろうか・・・・・
とにかくでっかい!ぼくの10倍はある。

頭痛軽快のおばたん、運転手さんのおススメでばんえい競馬場に。
ばんえい競馬は馬も競馬場も普通の競馬とは違う。


馬たち・・・がっしり大きい。道産子なのかと思っていたら多くは外国の馬の血統らしい。
      後ろに大きなそりを引いている。
騎手・・・馬ではなくそりに乗っている。
馬場・・・直線コースで途中に山が2か所ある。
人々・・・桟敷席にはいないで、コースのそばで見ていて馬と一緒に移動する。
ゴール…鼻づらではなく、そりの最後が入ったらゴール。

普通の競馬も詳しくないし、上記はおばたんの見た感じである。
各馬は一斉にスタートはするが、山の前でピタッと止まってしまう子が多い。

そこでよいしょ!と気合を入れ直して山を登って行く。
ちょっと走ったらまた山の手前で止まったり、降りたところで止まったり・・・。
がんばれ~!もうすぐゴールだ!

テレビで見る競馬の緊張感はない。
それでも、山の手前で動かない子はピシピシされていたし、事前に配っていた予想紙に二重丸が付いてる子が1着になっていたし、すっごく真剣に研究してるおじちゃんたちもいた。
一回見たくらいではわからない奥深さが、きっとあるのだろう。

「さあ、札幌へ戻ろう」
お天気は、晴れたりぱらぱらと降ったり、くるくる変わる。
競馬場に併設されてる農産物販売所でお芋やお肉やチーズを買い込んで車に乗った。
札幌までは結構遠い。
途中のSAは、トイレと自販機しかない。
お腹がすいたおばたんは例の大きなスイートポテトを手で割ってむしゃむしゃ食べていた。
とってもおいしかったって。

夕方 雲の間からすごくありがたそうな光線が・・・


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