2017年12月9日土曜日

すぽたんの新幹線途中下車の旅 湯煙の城崎温泉

夕暮れの城崎温泉に降り立ったおばたんとすぽたんはまっすぐ宿に向かった。
おばたんの友達が予約しておいてくれた温泉で かにづくし晩御飯を食べる。
「やはり蟹!」

蟹は「松葉ガニ」。
蟹のお刺身、蟹の天ぷら、蟹の茶わん蒸し、蟹の陶板焼き、茹で蟹・・・
調理法は、あの「松茸三昧フルコース」を思い起こさせる。
あの時は基本セットしか食べられなかったけど今回はフルコースだい!
多分、今夜の宿泊料のほとんどがご飯代だと思われる。
「あ~おなかいっぱい!ご馳走さま!」
それにしても・・・
蟹の食べ後って、悲惨だね。
罪業深く生まれ変わって降格されても、ボクは蟹には生まれ変わりたくない。
手足を引きちぎられ、中身を出され、殻をガシガシ噛まれボールの中に残骸が積み上げれれるんだよ。似たような目に遭わされても、まだエビの方がましかもしれない・・・
いや、変わらないかしら?

「外湯めぐり」に行こう
ぼくたちは、3湯いったよ。
柳湯 狭いけど天井がすごく高くて風情ある建物だ

一の湯 露天風呂のすぐ裏は滝!

こうの湯はリニューアルされていた コウノトリが教えてくれた温泉らしい 

城崎温泉の旅館は、内湯を小さく作ってあるそうだ。
その分「外湯」が立派で、たくさんある。
多分6湯くらいはあると思う…
宿泊者は一日がかりで「外湯めぐり」をする。
泊まったところは「曼荼羅湯」の隣だったのだが、残念ながらついこの間の台風で裏山が崩れたとかで改修中だった。
外に出るとブルル・・・結構寒い。
月が冴えわたっている

夜の写真はすべておばたんの友人タメちゃん撮影

カランコロンと下駄をひっかけて外湯めぐりに出かけた。
お風呂場でおばさんたちが自慢げに話している。
「これで全部回ったな!もう思い残すことはないわ、わっははは!」
う~んツワモノ!
ぼく達は途中に「フルーツ牛乳休憩」をはさんで三湯回ったよ。

朝です!
快晴の城崎温泉 

橋の上にて

流れに沿って建つ

翌朝町を散策した。
城崎温泉は、川に沿って開けている。
両岸をつなぐためにたくさんの橋が架かっていてそれがここのいい風情を醸し出していると思う。湯煙に柳・・・まさに温泉って感じだ。
おばたんは、実家へのおみやげにカニを買おうとしていたが、結局止めたようだ。
おばたんがケチだということの他に、昨日食べ過ぎてもう食べたくないという理由もあったようだ。蟹というものは、早々毎日食べられるものではないのだ。
わお!六万円の蟹!ガラスケースに入っているよ

脚が取れている蟹がお買い得よ!
ボクとおばたんは、旅館が奉納した下駄が並ぶ駅前から列車に乗って姫路に向かったよ。

駅前の足湯


2017年12月6日水曜日

すぽたんの新幹線途中下車の旅 すぽたん、ついに天橋立を踏む

大江山 いくののみちの遠ければ
 まだふみも見ず 天橋立

歌人として名高い和泉式部が丹後の国へ行った後、娘の小式部ちゃんが歌会に出ることになった。
「きっと歌が詠めへんで困っとるやろ。いっちょ からこうてやろ」
と思った貴族のおっちゃんに
「どないだす?丹後へ行ったお母ちゃんから歌を書いた手紙来はりましたかいな」
と聞かれて、即座に返したのがこの歌だった。
「大江山に行く生野の道ははるかに遠いので、まだ踏んでみたこともありませんし、母からのお文も見たことはありません」
おっちゃんは、ぐうの音も出ず、ましてや返歌もできず「あわわ、あわわ」と逃げたそうな。
・・・・・・・・・・・・・・・・
おばたんが子供の時からなんだか魅かれてた歌で、一度は行ってみたい行ってみたいと思っていたそうだ。
今回おばたんは友達と城崎温泉で会うことになり「この機会に!」と予定を組んだらしい。
霜月二十日余り六日、武蔵の国を出でぬ

鉄路で日本海側に行くのはなかなかに大変だ。
おばたんは、数日かけて路線を調べて切符を整えた。
池袋から大阪経由、福知山駅で途中下車し天橋立を往復し、城崎温泉駅に行き、姫路に出て岡山から瀬戸大橋を渡って土讃線経由で阿波池田に降り立つという2泊3日を共にする長大な?切符だ。
大阪駅のホーム
これに乗って福知山で京都丹後鉄道に乗り換える
















丹後鉄道のきっぷは今では珍しい硬い小さい切符
快晴の大阪駅を出たのに、あの「大江山」の辺りで雨が降り始めた。
大江山の鬼の仕業かもしれない。
ほんとに太平洋側と日本海側では天気がころっと変わるんだ。
鉛色の空にちょっと哀しくなったが、天橋立駅につくと雨が上がった。
「これで歩けるぞ!」


天橋立駅

可愛い電車が止まっていた

案内所では「橋立部分は2,6キロ。歩くのには1時間はかかるから、船で渡る方がいいですよ」と言われたのだけど、「踏みも見る」ことがおばたんの大事な目的なのでここはゆずれない。
松並木の途中で波の音を聞くすぽたん 
それにおばたん、歩くのは速いのだよ。あちこち寄り道しても30分くらいで対岸に着いたよ。
舞鶴に住んでいるおばたんの友人は年に何回か天橋立の清掃ボランティアに来ているそうだ。
たくさんの手が加わってか、松も元気でゴミもなく浜辺もきれい。
細長い砂洲の左は波の静かな阿蘇海で右の宮津湾側からはザブンザブンと絶えず波の音がする。
宮津湾側

天橋立駅側では「文殊堂」という古いお寺を訪ねたよ。
山門に大きな提灯

すごく立派な門だね
多宝塔は重文です

室町時代の石仏らしいです 摩耗していますが優しくてあったかいよ

力石 触るとやる気が出る?

橋立の向こう側では「籠(この)神社」「笠松公園」に行ったよ。
籠神社は「元伊勢」と呼ばれているよ 伊勢神社にお祭りされている神様が伊勢へ行く前にここでお祀りされていたからなんだって
















狛犬さんがめちゃめちゃすてき!がっちりして脚もふと~い!
縁起



亀に乗った神様
 笠松公園はあの「股のぞき」で有名な公園。
ここへきて初めてイメージ通りの「天橋立」全体像が見えるのだ。
「股のぞき」おばたんとボクもやってみた。
ころりん!すぽたん、股のぞき中にコケる

股のぞきすると天地が逆になり、天にかかる橋のように見えるんだって

「それっ!」逆にしてみました どうでしょう?
紅葉が真っ赤

笠松公園は高台なのでリフトで上下

帰りは舟に乗りました


滞在時間3時間たらずなので行けなかったところがかなりあるのは、いつものことだけど残念。こうしてボクとおばたんの宿題はたまって行くんだ。
ともあれ急がなくっちゃ!
結局昼抜きで友達と「コウノトリ13号」で合流。
城崎温泉駅に降り立ったのは夕暮れ迫る時刻だったよ
灯りのともり始めた城崎温泉駅前

旅はつづく・・・



2017年11月6日月曜日

すぽたん、旅を台風に邪魔される ②豪雨の別所温泉と松茸小屋

ちょっと間が空いてしまったが、すぽたんとおばたん、旅の2日目は別所温泉というところに行ったのです。
台風22号が太平洋上を北上しているところで、内陸の長野でもお昼頃からかなりの雨が降っていたよ~。
旅におじたんが同行しているときには、「与作号」が走るのだけど、今回おじたんは
「別所温泉でお風呂に入って、松茸小屋で松茸を肴に酒を飲みたい」という思惑から、「電車と歩き」を選択。
車軸がいっぱい流れる豪雨を突いての行軍になってしまったのだ(泣き)

上田と言えばやはり真田丸なのね

別所温泉は、信州の鎌倉なのだそうだ。
新幹線も止まる上田から、ちょこっと走っては停車、ちょこっと走っては停車の上田電鉄のかわいい電車で30分くらいかかる。
萌えキャラがアナウンスをするので、遊園地の電車に乗っているような非日常感が・・・
さあ、ついた。
かわいい駅舎

ここには、なんと国宝の八角三重塔があるのだ。
今の今まで知らなかったけど!
もみじと銀杏が鮮やか…と思ったのもつかの間。豪雨が襲う

ザアア~この雨足をごらんください

安楽寺というお寺の墓地の中に1290年代(鎌倉末期)に建立された最古の禅宗様建築なのだそうだ。屋根の裏に細かい木が放射状に張られていてまるでキノコの傘のようで美しい。が、とにかくものすごい雨が降ってきた!庇のへこんだところから、雨が滝になって降りかかってくる。あたりも暗く墓地で迎える夕方のような・・・

せっかくだからと北向観音さんにもお参り。
風情のあるお堂です

薄暗くなって提灯の赤が美しい

飴やさんもそうそうに店じまい・・・

南を向いている善光寺の仏様と北を向いている北向観音様でがっちり組んで悪者を遠ざけているのだそうだ。
滝と化した石段をおそるおそる下りて、沢登りのような石段をのぼって観音様についた。
「歌手小林幸子」と書いた提灯が奉納されていた。「へえ~」
街も雨に

すっかり冷えちゃった!
でもここには「外湯」があるんだよ。
石湯
駅で買った「外湯2か所入れるよ、往復切符」を手にし外湯へ。
1湯めは「大師湯」ぬるめでつるつるした透明なお湯。狭くて何もない。
トイレもないよ!
2湯めは「石湯」ちょい熱くて、ちょい茶色で、石組があって脱衣所も広い。トイレ完備。
二つも温泉に入ってあったまったところ松茸小屋からのお迎えが来たよ。

長野は国産マツタケの生産日本一なんだって!
わくわく!
ところが、今年は記録的な不作で例年の1割しか採れないらしい。
最近の輸入マツタケの主流はブータン産らしい。ブータンの松茸は某国産のより日本松茸に似ているらしい。「幸せの国の松茸」・・・ちょっと魔法のキノコっぽいね。
いや、しかし!今日は裏山で採れた松茸を食べるんだぞ!
おじたんのおごりで。

焼き松茸~
しっかし、この小屋ビニールハウスみたい。
長机が並んでガスバーナーが乗っかっていて・・・この光景はどこかで??
・・・そう!学生時代の極貧学生コンパ会場に似ているのだ。
雨の音はすごいし、この豪雨の中ここにきているのはもう一組だけ。
お金持ちそうな(当社比)おばさまと部下っぽいおじさま。
二人はどうやらフルコース12000をめしあがっているらしく、お運びが再々やってきて愛想を言っては去っていく。
ぼく達はAコース5000円にオプションで焼き松茸をつけるという実質重視??
土瓶蒸しと鍋の用意をしてくれたっきりほったらかしでちょっと寂しい。
おじたんは「この食べ方が一番お得なんだよ。てんぷらや茶わん蒸しなんか食べたってしょうがない」と言う。
それは、そうだ。・・・とは思うものの、だだっぴろいハウスの中でちょっと物悲しい気分になるボクとおばたんだった。
でも、焼き松茸はとってもとってもいい松茸だったし、すき焼きも松茸いっぱいで満足ではありました。
これが小屋のコースだ
すき焼き~

2017年10月31日火曜日

すぽたん、旅を台風に邪魔される ①鬼無里の岩、すごすぎる!

お久しぶりです!
お婆さんの骨折以来、めっちゃめちゃ忙しかったのですが、おかげさまでやっといろんなことがいいように収まりました。
ということでちょっこと長野へおでかけ。
時間を有効に使おうと16時45分発、バスタ新宿からバスで約4時間。
3200円はリーズナブルだけど、週末帰省のおじさんたちで満員。
起きているときはジェントルマンなんだけど、
寝ちゃうと「んが~っ」と哭きながらもたれかかってくるのがちょっとな~。

土日は晴れるはずだったのに台風のせいで不穏な空模様。
それでもこの季節、紅葉を見なくっちゃと裾花川を上って「鬼無里」へ。

ここは、古い里で
平安時代に都から落ちてきた「紅葉」という女性が「鬼」になって付近を荒らした。
都から討伐を命じられ、派遣された武将に滅ぼされて、めでたく鬼が無い里になった、ということで「鬼無里(きなさ)」と呼ばれるようになったんだそうな。
でも、「紅葉」は才色兼備で里人に文字や文学、いろんな知識を授け、頼りにされ祭り上げられて力を持ったのをのを都では「けしからん、謀反じゃ」と見て、やっつけにきたんだ、という見方もあるよ。
そっちの方がありそうだわ。
今もそんなこと、多いしね。

さて、奥裾花橋のあたりから、紅葉は本格的に。
でも、青空がないと魅力半減。
ざんねんな写真ばかりです。

青空だったらなあ・・・

この斜めに走った岩の層すごいでしょ?
 先週も台風だったので、岩山のそこここから勢いよく伏流水が流れ落ちているよ。
ここの、岩山が本当にすごい!
構造帯が二つ近くを通っているそうで、南北にぎゅぎゅっと褶曲した岩盤がV字谷の両側にそそり立っていて、木や草はわずかな土を握りしめて急斜面に生えているの。
なんか、感動!
おばたんは、石好き。知識はないので詳しいことはわからないけれど、すごい岩を見るとわくわくしちゃうのだ。
(そして登ってみたくもなる)
硬い岩の間に砂岩の層があったのが崩れて管のように後が残っている場所
礫岩の層につるつるの鏡岩という別の石の層が重なっている断層面

岩の上を水が流れて穴をうがったポットフォールという地形

この岩の虹みたいな形!こんなのみたことないよ~

もういっかい地学の勉強したくなりましたわ~。

猫額園の収穫

秋に蒔いた小松菜とさやえんどうとグリンピース、みんなそれぞれ頑張ってくれました。小松菜とグリンピースは撤去し、種を採りました。また来年も育ててみよう! さやえんどうは、まだ続々となっております^_^