2015年10月7日水曜日

おばたん盛岡にお別れ① 写真いっぱいだよ

10月2日から4日までおばたんとボクすぽたんは、コウロン君が盛岡の草庵を引き払うことになったので、引っ越しの手伝いに行った。(ちなみに彼の草庵は、かの金田一京助先生の実家、金田一薬局という漢方の薬屋さんの横の路地にあった。)
盛岡の秋祭りの山車 
前日まで仕事だったとはいえ、若者の一人暮らしの荷物なので大した量ではない。
きっとコウロン君一人でもなんとかなったのだとボクは思うが、
おばたんのやつ、機会を見つけては家からフラフラと出て行こうとしているので、
今回もまあ、引っ越しに乗じて旅に出たという面が非常に大きいような気がする。

前にも書いたことがあるが、おばたんは引っ越しの荷造りがすごく得意である。
やりだすと止まらない。
プチプチつぶしに嵌まった人みたいにすごい集中力と執念で荷物をやっつけてしまう。
・・・というわけであっさり荷造りを終えて
おばたんは、市内めぐりに出かけたよ。

先ず向かったのは中津川という北上水系の川。
鮭の遡上が見られる、はずだったが前日の大嵐で濁流が渦巻いて鮭の姿はなかった。
増水中の中津川 鮭や~い!
この川に下ノ橋、中の橋、上の橋・・・といくつも橋がかかっている。
橋は、順にお城に近づいていくのである。
だれかのおうち 裏には生活感が・・・
盛岡信用金庫の建物
第5分団の火の見やぐら

舟越保武の「杏」像

岩手銀行(旧盛岡銀行)の建物 東京駅に似てるね
第九十九銀行 現在は「賢治啄木青春館」 見学無料 中にあるカフェが素敵でコーヒーも美味しい 350円なのに!

大好き!ちゃぐちゃぐ馬コ いつか見たい!


秋祭りの山車 花咲かじい
お馴染み 裁判所の石割桜さんも少し紅葉 前の道には大きな栃の並木があって「頭上栃の実注意!」当たると痛そう。

以前にもご紹介の城跡の石割ケヤキさん 前には裸木で何だかわからなかったが黄葉でケヤキと判明。赤とんぼがいっぱいいたよ
鉄道がとおる前の街の中心は駅から離れたこのあたりで、歴史的な建物が数多く残っている。
普通のおうちの庭先に立派な蔵が残っていたり、餅屋、煎餅屋、笊、かご屋・・・など古き良き店舗が散在していい感じの町並みである。
町並みもいいし、宮沢賢治がいたし、石川啄木がいたし、舟越保武がいたし・・・
原敬、新渡戸稲造、と人もいっぱい・・・
盛岡バスターミナル 昭和がここに残っている
中がほんとに昭和感でいっぱい コウロンによると冬はほっかむりしたばあちゃんがいっぱい
寒そうにストーブを囲んで岩手弁でしゃべってて、もっといい雰囲気だそうだ



「わんこそばは、若い時にたべたでしょ、冷麺はことしになって何度も食べたでしょ。
今日は、じゃじゃ麵かな。」
遅いお昼を食べて町の反対側にある「光原社」にむかう。
盛岡市材木町。きっと昔は材木を扱う町だったのだろう。今は、バッグや帽子といった小物の工房が並んでいる。盛岡の素敵なところは城下町らしい町名が今も使われているところ。
紺屋町、肴町、中屋敷町、・・・前九年なんてのもある。これって前九年の役とかに関係あるのかな?
歩道わきに賢治先生の像 やさし~~い表情だ

ちょっとさびしげな後ろ姿。あの帽子も・・・
ガラス越しに光原社の中庭 

「光原社」
ここは、宮沢賢治の「注文の多い料理店」が出版されたところとして有名だけど、現在は柳宗悦の民芸運動に関連したような器や手織りの上着、蔓で編んだカゴなどが販売されている。
賢治の原稿が展示されている建物があって、長岡輝子さんの朗読による「よだかの星」が流れていた。誰もいなかったのでゆっくり素敵な木の長椅子にすわって全篇聞かせていただいた。
子供の時読んで

理不尽な!(という言葉は知らなかったと思うが)
と思ったお話。
半世紀?を経て耳で聞くと、当時はスルーした細かいところの描写に改めて心惹かれるおばたんであった。
開運橋付近の北上川突き当りに岩手山 散歩道があって花壇が整備 秋バラがきれいだった

昨日とはうって変わった青い空。
澄んだ空気。
これで当分岩手山とはお別れなんだなあ・・・寂しいおばたん。

ところが次の週
おうちで 朝テレビをつけるとBS朝ドラの再放送は「どんど晴れ」という岩手が舞台の物語。
開運橋から見る岩手山に再会しちゃったのである。
ふふふ。これって縁があるってこと?
「また、行こう!」
JRの「大人の休日倶楽部」のパンフに目が行くおばたんである。

2015年9月29日火曜日

ママの同窓会

子育てに奮闘していた頃(当時は横浜の西の方にすんでいた)のお友達と
新丸ビルなんていう、日頃は縁のないオサレなところで会食。
ふふふ、すてきな夕暮れではありませんか!
しっかしのっぽなビルが多いこと!

上の子の幼稚園が一緒で、みんな下に同じくらいの子供ちゃんがいたので
園行事に一緒に行ったり、
上の子がいない間にお茶したり、鎌倉へ行ったりデパートへ行ったり・・・
ほとんど毎日一緒にバタバタしていた友達です。
子供たちより、親同士の方が友達だったのかもね。
その後離れ離れにはなったものの、たま~には会って子供たちの成長報告、親の老化報告?などなどしております。
子育てって・・・夫より、頼りになったのは友達でした!

今回は、富山に越して行った友達の上京に合わせて集まりました。
5時半・・・高いビルに、ステーションホテルに、灯りがともります。
「いつかお泊りできるといいねえ」


「こんな夜にこんな都会にいるのすっごい久しぶり~」
「ここ数年、次々と介護だったからね~」
「ほら、孫の写真だよ~」
「お、○○ちゃんに似てるね!」
「うちなんか帰っても来ないよ~」
とかとかなどなどしゃべって食べて日は暮れて
空にはぽっかりスーパームーン
「またね~」
「また集まろうね~」
と約束してそれぞれの電車に乗り込んだのでした。

2015年9月23日水曜日

秋の猫額園

世間はシルバーウイークである。
おばたんは毎日が夏休み、年中連休なので特に変わりない。
ただ、ここ数日晴れた日が続いているのが銀色に輝いている感じがする。
さあ、狭い庭も衣替えだわん!


今年最後のスチューベン君を摘み取った
園芸のお供の蚊取り君


ここにチューリップをぎゅうぎゅうづめに植えた
隣の垣根に侵攻していたチェリーセージを撤去。
バラを軽く剪定し根元に肥しをすきこむ、
チューリップやラナンキュラスを植え込む、
などなど秋の園芸作業を遂行。

本当はもっといろいろとっかえて趣味の園芸推奨の「秋花壇」を作りたいんだけど、
瀕死で夏を越した植物たちが、ここへきて
「わ~い、いい気候だ~」と次々に花咲き、葉茂り、枝伸ばし非常にうれしそうなのである。
ここで彼らをポイッチョ!・・・・は、できないよ~
というわけでオキザリスやシュウメイギクに交じってニチニチソウなんかも元気にしているよ。
ダリア 葉っぱばっかりで何度も抜いたろか!と思ったがついに咲いた

彼岸花の一味「たますだれ」が猫額園を席巻中。
球根で増えるのかと思っていたら、彼らは「タネ」という手段も、密かに行使していたのだった。白と黄色とピンクを植えたんだけど、現在ピンクは絶滅。白と黄色は増殖中・・・
どうやら、受粉した後、茎をやたらに伸ばして倒れた先でタネをまいて陣地を増やす・・・という方法で広がっているようだ。
春にはその技を「原種チューリップ」達も使っていた。


2015年9月17日木曜日

友達が参加する展覧会

絵本作家フェスタ2015


9月21日から26日まで
神保町1-21-1 文房堂ギャラリー(03-3291-3445)
 画材屋さん文房堂の4Fです。

入場無料


ここ数年おばたんは参加していませんが
お友達が お世話になった絵本作家の故高橋宏幸先生の遺志を継いで頑張って開催しています。
今年は17th。
お近くにおいでの際は立ち寄ってみてください。

2015年9月12日土曜日

大雨!

このあたりも相当降った、と思っていたが台地なのが幸いしてか被害は特になかった。
茨城、栃木、宮城の川沿いの大洪水・・・
凄い勢いの水に呑まれていく町や田んぼは4年半前の映像を思い出させて胸が痛かった・・・
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うちの実家あたりも近くに吉野川という暴れ川があったのでよく洪水になっていた。
上流の高知県内で大雨が降った時もそうだけど、
ダムがいっぱいになって放流を始めた時の方がよく洪水になっていたと思う。
あんまり「治水」できてなかったよね。
何とも気味の悪いサイレンを鳴らして放流するのだが、
あんな恐ろしい音はほかに知らない。
もしかして空襲警報ってあんな音?
「このタイミングでの放流って、ありえなくな~い?」って当時は誰も言わなかったけど、
今だったら人災だって非難ごうごうだよ~。

小学校の校庭はしょっちゅう水没してひろい湖のようになっていた。
半地下にあった体育器具置き場も水没。
水が引いた後、跳び箱やマットを干す手伝いとかやらされていた。
小学生の時には、一度自宅の床上浸水を経験した。
おバカな子供だったので、畳を上げたり、茶箪笥を二階へ上げたり、
真っ暗に雨戸を閉めたその雨戸の節穴から外を覗いて妹と妙にワクワクしていた。
外の景色はさかさまになってたような気がする。
後始末はすごく大変だったと思うのだが、そこはバカな子供だったので記憶にない。
中学の時引っ越したがそこでも一度危機一髪だった。
水没した田んぼを何十ッぴきという大小のヘビが一生懸命泳いで垂直の壁を登ってうちの家の庭に避難してきていた。

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今朝は大きな揺れで目が覚めた。
毎日、どこで何が起きるかわからない。
いつ自分の町が「被災地」自分が「被災者」に」なってもおかしくないってことを普段は忘れている。
おバカな子供の時から、あんまり進化していないおばたんであるよ。

どうか早く水が引きますように。
たいへんな目に遭った人たちが立ち直れますように。


2015年9月9日水曜日

おばたん、浮上への道

前回のヨレヨレなブログにあちこちから応援とお気遣いをいただきありがとうございました!

ほんっとにめり込んでしまうとパソコンにも向かえないのですが、
自分でもなんとか浮上せねば・・・と意味不明なブログを書いてしまいました。
重たいおばたんの手をひっぱってくれたみなさんありがとうございました。

みなさんは、どうやって浮上してらっしゃるんでしょうか。
おばたんは、思いつく限りのじたばたをやりました。
まず、周りの友達に「私おちこんでます」宣言をして愚痴る。
落ち込みの原因について手帳に書きまくる!
ある程度落ち着いたところでブログにもちょろっと書く。
とにかく家にいるのが嫌だったので、買い物に出る。
予定表の空欄を埋めるべく、カルチャーセンターや音楽ホールの行事を探す。
・・・・・・
とかバタバタやっている中で 練馬でやっていた「舟越保武展」をみつけて行きました。

以前から好きな人だったので、会期終了間際にこんな近くでやっているのがわかって良かった~。
シンと静まった美しい女の人の像が多かった中に
ダミアン神父の像と「ダミアンの手」という作品がありました。
ダミアン神父は、ハワイの島で当時不治と恐れられる病気にかかった人々に、自分もその病気に侵されながら信仰を説き続けたたという人で、
ふらふらと会場を回っているうちに何気なくその大きな像の前に立ってしまったおばたんは、
神父の眼に射抜かれたような気がしたのでした。


この日ちょっと浄化されたおばたんは、翌々日には川越の美術館でブルーナのシンプルで明るいミッフィーちゃんやボリスちゃんに会ってきました。
人が少なくて、ゆっくりと見て回ることができ、またまた心がすこし軽くなりました。
















外に出ると何やら騒がしい。
若者音楽がガンガン響いて一定の方向にみんな歩いていきます。
ああ、そうか。
9月の最初の土日は「文化祭」!

息子の母校でもあるその学校では毎年 校門のところに歴史的建造物をモデルにした大きな「門」を作る。
ただの高校生がどうやって作るんだろうと不思議なほどのものが立ち上がるのである。




今年の門は「ソールズベリ大聖堂」
内部には、ステンドグラスや噴水も設置
学校に泊りこみ、台風の時にはみんなで押さえ、
たった2日間の文化祭が終わったら壊すのに。

もっと見たかったけど「通り抜け」なので残念だった
微妙な演芸会やコンテストをやっているステージやテントの下で呼び込みをする子たち、硬派を気取った学ラン君が女子高生に話しかけられてテレまくっているようす・・・
変わらない「文化祭」の光景に心がほっこりしました。
男声コーラスは大人気


台風が通過中。
今日も雨でぬかるみに引っ張り込まれそうではあるけど、今回はこれで浮上完了にしよう。




2015年9月2日水曜日

う~まいったなあ

う~~~~
疲れたわ~。
「君とはもうこれ以上やっていけない。限界だ、これでお別れしよう!」
と言いたいものだ。

このままでは怪しい宗教に入信するか
買い物依存症になるか・・・これはすでにちょっとなりかかっている気はする。
鬱になってお薬をもらいにいかないといけなくなりそう

でも、なんとかやって行かないとしょうがないんだよねえ。
浮上のきっかけ、どこかにないか?

猫額園の収穫

秋に蒔いた小松菜とさやえんどうとグリンピース、みんなそれぞれ頑張ってくれました。小松菜とグリンピースは撤去し、種を採りました。また来年も育ててみよう! さやえんどうは、まだ続々となっております^_^