2020年6月20日土曜日

すぽたん、長野にお別れ①


3年前に長野とご縁を結び、
あと2,3年はご縁を深められると思っていたすぽたんとおばたんに、
去る3月、突然の悲しいお知らせが入った。
そう、あの錦の御旗「転勤」のお知らせである。
6月にお引越しが決まった。

「え~!もっと長野行きたかったよ!
こうなったら6月までに行きまくってやる!」
と息巻くボクたちに覆いかぶさるように緊急事態宣言が!
しかもぼくらは、評判最悪の首都圏の住民さ。
軽井沢の別荘族の皆さんさえ疎まれている時に
「長野に別宅があるんです~」もならず、
不要不急の外出は控えろ、感染しているかも?じゃなくて
している、を標準装備としてステイホームしてろよという
強力な軛に囚われる身となった。

おばたんの実家にも寄りつけなかった。
感染が広まっていない地域は、外部からの訪問にとても厳しいのだ。
実家の近所で亡くなった人のお葬式に神奈川から娘さんが帰省したというので
近所の人はお悔みに行かなかったという・・・・・
おばあちゃんからは「しばらく来るでない」との御達しが来たよ。

もんもんとステイホームしているうちに、6月になり
さすがの緊急事態宣言も解けた。
まだ他府県への出歩きはお控えなすって言われていたが、引っ越しは不要不急じゃなかろうとおばたんとすぽたんは、6月6日、通行手形をもらった気分で長野へ出かけた。

よく散歩した裾花川の道 白いのは凝灰岩の崖でよく崩れるらしい

すっかり夏になってた

しなの鉄道

田んぼの向こうに青山・雪山

お別れにどこかへ行こうということになった。
長野の家から白馬へは1時間足らず。
でも、栂池はまだ雪に埋もれている。
大雪渓のあたりは入山規制中。
そんな中、八方尾根のあたりは大丈夫で
神戸、岐阜、品川といろんなところから車が来ていたけれど
きっといつもに比べたら人は少ないんだろう。
長野五輪のマークがついているリフト乗り場

水芭蕉の花がさいている

八方池のその先、唐松岳へは登山装備が必要とのことなので
ゴンドラとリフトを乗り継いで
黒菱から第3ケルンのちょっと先の 樹がなくなる辺りまでトレッキングしたよ。
山歩きは嫌いなおじたんだけど、八方は懐かしかったんじゃないかな。
おばたんたちが学生さんだったころ、
関西では「八方にすべりに行く」っていうのは、ステータスだったんだって。
うんうん。
雪渓と黒い岩肌の対比が怖いみたい・・・

お花畑 サクラソウに似た花はユキワリソウ

八方池 池の奥はまだ雪に覆われていてそのまま雪渓に続いていた

すぽたんとミヤマタネツケバナ

ミヤマアズマギク

ユキワリソウ

キジムシロ

お山にさようなら。
お蕎麦屋さんにさようなら。
(長野のお蕎麦は、ほんとに美味しかった!大盛だし。蕎麦湯もおいしいし。
まいたけの天ぷらもおいしいし)
お品書きの向こうに透明の仕切り板があるよ


その後は、おなじみの荷造りの修羅場に突入。
おばたんは、自分でも言ってるように引っ越しが特技だ。
おじたんは、送別会続きでほとんど使えない。
悪い子猫が一緒に引っ越すことになって
これがまた大変さに輪をかけてくれたよ。
ばいきんまんが子猫の毒牙と鋭い爪にかかってぶん回されているのを見て
ボクはずっとリュックにかくれていることにした。

ところでおじたんはいったいどこへ引っ越すのかしら?

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