4日目は、京都。
ここからは、一人旅となる。
水神様に不敬を働いたため雨男になってしまったらしいS君が、九州へ帰ってしまったためかどうか天気は回復。
ガイドブックなし(重たいから)で雑誌から破ってきたざっくりした地図をみながら出発だ。
今日のメインは、石清水八幡宮なのだが、宿が阪急嵐山駅のそばなので、河原町で京阪に乗り換える。
幸いにも鴨川をはさんですぐみたい。
「よし、ちょっと街歩きしてからでも大丈夫だな」
「いや、京都らしいわあ」と関西弁で思いながら写真をとっていたら、通行人に怪訝な目でみられた。
このちょっと先にファッション○○○があったのでした。
失敗失敗。
今度は、どう?
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高瀬川 |
もっとぶらぶらしていたいけれど、「神に参るこそ本意なれ」と思って八幡市へ。
ここは、京都からも大阪からもほぼ同距離。
宇治川と桂川・木津川が合流して淀川になるあたりです。
「男山」という山の頂上付近に石清水八幡宮があります。
昨日の雨でぬれ落ち葉がくっつく靴底を気にしながら、山道をいきます。かなりな急坂もあるぞ。
えいしょよいしょ・・・
えいしょよいしょ・・・
徒然草には、宿願を果たそうとやってきた老僧が、案内人がいなかったために、山を登って行く大勢の人をしり目に、麓の末社・末寺だけを拝んで帰ってきてしまった・・・という残念な話が載っていたんだけど、今は誰も山道を登って行く人はいません。
地元の小学生のグループと先生がすごい勢いで登って行っただけでした。
地元の小学生のグループと先生がすごい勢いで登って行っただけでした。
でも、頂上の境内に着くと、七五三参りの親子でいっぱいでした。
今は、みんな車で登ってくるんだね・・・
麓の駅からはケーブルでも来られます。
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これが石清水八幡宮かぁ |
「へ~せっかくだから行ってみよう!1・6キロならね。」
徒歩には自信のあるすぽたんでしたが、
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麓には清水が湧くところがいっぱいあったのかな。 |
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へえ戦場跡・・・? |
あちこちに立つ古い道しるべをたよりに・・・
途中で迷ったり、時雨につかまったりしながら・・・
・・・・・相当歩いて、やっとやっとついたのでした。
庭の中には、いくつもの茶室があり、茶室ごとにいろんな竹が植えられていました。
どこを見ても計算とおされな感覚が・・・
水琴窟を独り占めしてこころゆくまで音を味わえました。
でも、「女郎花(おみなえし)の塚」のあたりは、ちょっと怖かったな~。
ここは、江戸時代の文化人松花堂照乗の庭で、松花堂弁当は、彼が近隣の農家の人が使っていた4つに区切りの入った種箱に料理を盛り付けたことからはじまったらしいです。
今はあの吉兆が入って松花堂弁当を出しています。
すぽたん?食べてな~い!だって3800円もするんだもん。
ここではいろいろお勉強したすぽたん。
お正月料理の「八幡巻き」
これもこのあたりが発祥なんだって。近隣はごぼうの産地で、これまたそばの川でとれたうなぎの中にごぼうを入れて巻いたんだそうな。
駅に戻ってもう一度今度はケーブルで男山にのぼってみました。
川の合流地点や遠くに「流れ橋」が見えるような見えないような・・・
「流れ橋」も行ってみたいところです。
行ってみればみるほど、また行っていたいところが増えていくんだね・・・
と思いながら、宿のある嵐山へ戻りました。
この間の台風で水没したのは記憶に新しいけれど、もうすっかりかたづいて、土産物屋も保津川下りの舟もいそがしげです。
かろうじて汀に通行止めがしてあっただけでした。
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もうすぐ日暮れです |
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