窓を開けた途端に「ジジジ・・ババッ!」と飛び立ったり
急に足下から「ジジッ!」と飛び上がったり、
場所もわきまえず転がってる死骸を踏みそうになって、おっとっと・・となる、あの蝉。
今日は朝から大雨なのでセミ達、どこにいるのかわからないほど静かである。
今週はこちらで研修とかで息子が帰っている。
蝉と息子がそろうとどうしても、思い出してしまう。
あれは、もう20年も前、横浜にいたころのこと。
幼稚園ママであった私たちは、しょっちゅう子守がてら集まってはお茶をしていた。
冬のその日もお隣のT邸で、母たちはなごやかに歓談していた。
そこへ息子がメチャメチャ興奮してうれしそうに駆け込んできた。
「おかあさん!ほら、見て!」
何か握った物を渡そうとしている。
反射的に手を出す私。
「ほら、すごいでしょ!冬なのに、セミがいたよ!」
「・・・・・」
一瞬凍りつく。
つぎの瞬間、ぎゃ~!と叫んで本当に椅子から落っこちてしまった。
セミの裏側には身体が半分なかったのである。
息子は息子で半泣きだし、母も母で涙が出ていた。
この事件は親子ともどもトラウマになって
「冬なのにセミがいたよ事件」と呼ばれ、語り継がれている。
おととい蝉だらけの北野公園を通りながら息子が呟いた。
「おかあさん、夏だから蝉がいっぱいいるねえ。」
「そ、そうだねえ・・・」
こんな事件のせいでセミは、嫌いだけど無視できない虫なのである。
2015年8月17日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
猫額園の収穫
秋に蒔いた小松菜とさやえんどうとグリンピース、みんなそれぞれ頑張ってくれました。小松菜とグリンピースは撤去し、種を採りました。また来年も育ててみよう! さやえんどうは、まだ続々となっております^_^
-
JAの出している雑誌「家の光」さんから、家の光童話賞の発表ページの掲載紙を送っていただきました。 優秀作に採っていただいた「はるなちゃんとダイコン」は、(原稿の書き込みによると)最初に書いたのが1999年。 当時小学生だったはるなちゃんの一言から、想像がふくらんでできた...
-
思いのほかに強力な風邪だったのか、甘く見て前半の養生がたりなかったせいか、 結局復活するのに月曜から土曜までかかってしまいました。 大掃除は、パス。 ぬぼ~~~っと寝ているところへ 近くのJAからパリッとした紳士が二人で 賞状と目録を届けてくださってあわてて、コートをは...
-
スマホにするか、ipadにするか・・・長らく迷っていたのですが 目も悪いし、やっぱ画面が大きい方が今後いいよね・・・とか思って魔法の石板を購入しました。 ドコモのなのでどこででも使えるけれど、例によっていろいろ設定がめんどくさ~~い! いらないといっても無理やり入れられ...
0 件のコメント:
コメントを投稿