「キャラクターのみどりちゃんとバトン君を使うこと」
「だいたい去年の路線で」
という依頼でした。

去年は、みどりちゃんとバトン君だけが苗をもっていて、
子供たちが自分も参加しようと近づいてきてる・・・というストーリーで描いたのですが
今年は、子供たちが育てている苗が集まって大きな樹となって、そこに虫や鳥や動物たちが暮らしている・・・というお話の絵。
学校単位で苗木を購入して育てた苗木を被災地に植えるという時間をかけた活動をすることで、被災地を忘れない、ひいては子供たちの防災意識をたかめる・・・というのが運動の趣旨だそうです。
身の回りからはどんどん、震災の記憶が薄れていくけれど、気仙沼で働いている友達が
「3年たっても、まだ、家がない、まだ道路ができない、まだ仕事がない、毎日毎日、まだ、まだ、まだです。
オリンピックが決まったことで、これまで一緒に復興の工事に携わってくれていた大手の建設会社の人がどんどん去って行きます。
捨てられたような気持がします」
・・・と言っていました。
ほんとに。
目の前に見えないと済んでしまったことのようにしてしまう。
自分の薄情と忘れっぽさと自己中が鏡に映るから、考えるのを避けようとしてしまうんだろう。
でも、忘れてはいないよ。
結構いつも意識しているよ。
でも、だからってなにもできないんだけど。
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