実はおばたん、大阪をほとんど知らない。
30年前に、先輩たちに怒鳴られながら梅田の地下街をフェスティバルホールに向かって楽器を抱えて走った、という思い出しかないのである。
今年の同期会は、
『Eちゃんの案内で大阪とUSJを楽しもう!』
『Eちゃんの案内で大阪とUSJを楽しもう!』
Eちゃんは、大阪在住のかっこいい女性である。
「新大阪の千成ビョウタンのとこに集合やで!」
京都に前泊したおばたんとボクが行ってみるとEちゃん、もう来ていた。
「ほな、ごはん行こか!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ほな、ごはん行こか!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「あかんやん。やっぱりいっぱいや。」
お昼を予定していた駅地下の串カツ「だるま」は昼食時で満席。
「ほな、松葉へ行くで!」
Eちゃん、この事態も予測済みである。
「ちゃんと附いて来てや。」
この時2日間にわたる、競歩のような行軍が始まったのである。
おばたんも金紙ドライバーなので歩きの速さには自信がある。
が、こんな縦横に人が歩き回っている中をこの速さで歩くEちゃんって一体・・・・?
関東の人の思い込みとは異なり大阪の人も結構黒っぽい服装が多かった。
(ヒョウ柄とか見なかったよ)
(ヒョウ柄とか見なかったよ)
その中を泳いで行く黒いジャケットのEちゃんを追っかけるのは至難であった。
「みんな、遅い。いつもはもっと速いねんで、今日はゆっくりや。」
う、嘘・・・・
『串カツのまつば』
『串カツのまつば』
「おお、これが2回付けてはいけない、というソースやな。」
テーブルの真ん中にたっぷりソースが入ったお皿があり、すわるとキャベツが配られる。
テーブルの真ん中にたっぷりソースが入ったお皿があり、すわるとキャベツが配られる。
同行のおじちゃんたちはビールも頼んで美味しそうだが、おばたんはウーロン茶で我慢の子。
だいたいが1本170円だった。
「ほな、次行くで、ついて来てな。」
「は~い!」
『道具屋筋商店街』
合羽橋に似ているが、やたらたこ焼きの道具が多い。
ちょっと円周が大きいのは明石焼きの道具である。
おもしろいなあ・・・しかしぼんやり見ているとおいていかれる。
「はい、次はNGK行きますよ~!」
「は~い」とは言ったものの
「はい、次はNGK行きますよ~!」
「は~い」とは言ったものの
知らなかった~
この「すちこ」さん、というキャラも全然知りませんでした・・・
メガネをかけてるのがすちこさん。「すっちー」というお笑い芸人さんが女装したキャラクターのゆるきゃら?と言ったらいいのでしょうか。寡聞にして知りませんでした。大阪のおばちゃんだから「飴ちゃんのばらまき」をするんだって。 |
すぽたん、恐ろしいものを発見!肉吸い??チュパカタブラを連想する名前だ・・・ 同行のおじちゃんによると「肉うどんからうどんを抜いたもんや」そうです。ほ~! |
『黒門市場』
年末になるとテレビの中継が必ず入る、大阪人の台所だす。
市場っていうとだいたい魚介のお店が目立つんだけど、ここはそれプラス果物屋さんが目立っていた。
生ジュースを飲ませるお店、ウニをその場で開けて食べさせる店、たこ焼きやさん・・・いろいろ美味しそうだったのだが、さっきの串カツでまだお腹がいっぱいで
『生国魂神社』
これでイクタマ神社と読む。
付近はお寺とホテル街。
お寺が経営しているLOVEHO・・・愛欲の無常を示唆するかのようである。
境内にはいろんなお社が集まっている。
芸事上達、学問とかが主で武芸上達や闘いに勝つぞ系が見当たらなかったのは
伝統的に「文化」重視の関西っぽい気がした。
伝統的に「文化」重視の関西っぽい気がした。
井原西鶴さんの像 今にもしゃべりだしそうな生き生きした像で「西鶴師匠」と呼びたい感じ |
『国立文楽劇場』
撮影はイネ君 |
ここは、橋下氏に「こんなとこに金は出さん」と補助金を打ち切られたらしいけど、この日はたくさんの観客でにぎわっていた。
負けるな!文楽劇場!
「玉藻の前」という面白そうなものが掛かっていた。
見たかったなあ・・・。
『道頓堀』
日が落ちて真っ暗・・・なのは空だけで道頓堀通りは赤い灯青い灯ネオンキラキラである。
昼間は深緑に濁っていた道頓堀も、周りの明かりを映して綺麗。外国人を満載した観光船が滑って行く。
道幅いっぱいに、どこから来たのかと思うほど人があふれかえっている。
どこから来たか・・・というとどうやら中国から来た人たちが大部分のようだった。
すっかり大阪の雰囲気に馴染んで楽しそうだ。
でも、多い。
写真なんか撮れないよ!
「待って~!Eちゃん、迷子になるよう~!」
晩御飯は、フグ!
以前下関でもフグを食べたんだけど、今回の方が美味しかった。
なんだろ、味付けかな?
タレとか出汁とか?
やっぱり大阪は味にうるさいのかな。
『水かけ不動さん』
法善寺横丁、織田作之助の「夫婦善哉」で有名な水掛不動さんにもちょこっとご挨拶。
夜というのに大賑わいだよ。
火焔を背負ったお不動様、緑色でぬいぐるみのようにふんわりしている。
水をかけられて全身に苔が生えているんだ!
商売繁盛、恋愛成就の祈りを込めてお水を掛けると願いが叶うそうだ。
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法善寺横丁 |
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ここのおぜんざいは2椀で一人分だす。 |
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霊験あらたかなお不動さん |
このあと地下鉄に乗って梅田まで出た。
なんかすっかりきれいになってしまっていた。
あの怪しい地下街は消えてしまって夜空に向かってスタイリッシュなビルが伸びていた。
あ!阪神電車! |
「今日は、はよ寝るんやで!明日早いからな!」
今日の「歩き」は22,545歩だったそうです。
おばたんとボクは眠りに就きました。
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