2018年11月12日月曜日

すぽたんの信州紅葉狩 ②上高地は初冬の匂い

②上高地 Kamikochi(11月3日)
上高地は神降地と書かれることもあるらしい。
森を蛇行する冷たい川の向こうに穂高がのぞく光景は、確かに神様が降り立つにふさわしい気がする。
もし、人間がこんなにいっぱいいなければ。
駅前の登山用品やのお兄さんには「もう上高地は零下だからやめた方がいいですよ。」と止められたのだが、思いのほかに賑わっていたよ。

夜明け前は零下二桁だそう。凍った土がとけて道はぬかるんでいた

おじたんが「そんなにいっぱい歩くのはいやだ!」というので真ん中のかっぱ橋から明神池を回って戻ることにした。
2日前には今きれいだと聞いていたカラマツの黄葉は終わったらしく、林の道にふわふわと降り積もっていた。
わりと平坦な道だけど松葉づえをついた外国の青年とすれ違ったのには驚いたよ。両側に女の子も付いていたので、転んだら今度は彼女たちの肩で運んでもらうのかもしれないな・・・
なめこがにょきにょき!国立公園なので採れません

ヒラヒラしたキノコ

コロッとしたキノコ

このあたりは安曇という地域で、わさび園がある安曇野とはかなり離れている。
松本からくねくねの野麦街道を通って山へ分け入るが、狭くて暗いトンネルも多く、よくも観光バスがすれ違えるものだと感心する。
昔々、朝鮮半島から九州に渡り、戦に敗れ逃げてきた安曇族と呼ばれる人たちが住みついたのだって。元々は海の民だった人たちがこんな山に閉じ込められたような土地を終の棲家に選んだんだね。
穂高神社奥社 ご朱印は500円

「あ」の狛犬さん
明神池には穂高神社の奥社があるんだけどここに祀られている神様は海の神様で、今でも船を使った神事をするそうだよ。
明神池。澄んだ水に山と空が写り込んできれいだ。池に入るには入場料300円

桟橋の上に祠がある 神秘的

一人ずつお参り
写真のように一人ずつお参りするのでとても時間がかかる。みんな「何で一人ずつ~?」とブツブツ言っていたが、同調圧力ってやつかはたまた写真効果を計算したかなんとなく平和に並んでいた。
その明神池のそばにある明神荘。
宿泊や食事ができるんだけど今季の営業終了を伝える貼り紙があったよ。
「宿泊は11月3日まで。お食事などは4日まで」
馴染みらしいシニアの団体が「お世話になります!今年も終わりだねえ!」と入ってきて、それを宿の主人が素敵な笑顔で迎えていた。
「いいなあ。きっと今晩はみんなでフェアウェルパーティーみたいなのをやるんだろうね。そんな日に泊ってみたいよね!」とおばたんはワクワクして言ったが、おじたんは「別に・・・」だってさ。
「え~何で何で?冬籠りに入る山小屋の最後の日を過ごすんだよ。あ~、山ガールじゃなくて残念。そういう場には にわか山ガールはふさわしくないよね・・・」と一人で盛り上がったり盛下がったりするおばたんだった。



3時を過ぎると肌寒くなってきた。
橋まで戻って穂高の方を見上げると早い夕日が岩肌に金色の縞を描いている。
11月15日にはシャトルバスも止まって今年の観光シーズンは終わる。
山々に金のベルト







2018年11月10日土曜日

すぽたんの信州紅葉狩 ①軽井沢

旅から自宅に戻ったぼくたち。
「紅葉にまみれた秋だったね、すぽたん。」
「そうだねぇ。こんな秋は今までなかったね、おばたん。」
「・・・明海ちゃんと 紅葉狩りに行こうね。桜狩りに行こうね って何度も約束したよね。」
「うん。結局行けなかったね・・・
いつもブログを楽しみにしてくれていたよね。
もう、自由に紅葉狩りしてるかなぁ」

partⅠ軽井沢の紅葉 kruizawa,Kumoba ike(11月1日)















その日おばたんたちは、はろういんぱーていと称して集まっていた。
これを魔女集会と人は言うかも知れぬ。
「明後日から長野の家へ行くんだ」とおばたん。(知らない人が聞いたら別荘に行くのかと思いそうだが、もちろん違う。)
お友達が「今は軽井沢が紅葉シーズンだよ。途中下車して行ってきなよ。」と言った。
それを聞いた別の人が「あ、私も行きたいからそこまで車で乗せってってあげるよ。」
親切で行動的で運転上手なお友達のおかげでぼくたちは、軽井沢の雲場池に。
一回り15分ほどの池だけどたくさんの人がきていたよ。
どこから撮っても絵葉書みたい。
さざ波がなかったら逆さにしても同じかも

浮世絵風構図?


お昼ご飯を食べた所の窓からも
街から見える山もいい色です

写真屋さんのもみじも真っ赤だな

3時半。皆さんは車で帰路へ。
おばたんとぼくは、4時半頃、しなの鉄道の各停にのりこんだ。
しなの鉄道軽井沢駅の旧駅舎

沿線のキャラクターが大集合の電車。高校生が乗り込んできて賑やか

軽井沢から新幹線に乗ったら30分で長野に着いちゃう。
お仕事じゃない旅は、時間かけなきゃ。・・・などと忙しい人たちに蹴飛ばされそうなことを思いながら、暮れゆく浅間山麓をガタゴト揺られるおばたん。
・・・信濃追分あたりで立原道造の詩を思い浮かべているうちに寝てしまったよ。
6時すぎ長野に到着。
お友達はもう着いてるだろうとお礼のラインを送ってびっくり!
関越の大渋滞にまきこまれたからと、SAで肉まんをほおばっている写メが届いた。
おそるべき首都圏の高速渋滞。
申し訳ない気持ちになるぼくたちだった。

2018年9月2日日曜日

今頃どこをとんでいるのかな

8月の9日に学生時代の友達が亡くなった。
もう7年くらい病気と闘っていた。
遠くに住んでいたのでこの間で会ったのは1回だけだったけど、いつもメールをくれていて「私の代わりに元気であちこち行ってアップしてね。」とブログの更新を楽しみにしていてくれた。
ここ1,2年私も疲れることが重なって、遅れ遅れの旅ブログしかアップ出来なくなっていたことが悔やまれる。

ちょっと太めの低い声の持ち主でしゃべり方はぶっきらぼうな感じだったけどシャイで繊細で優しい人だった。
すごい電線…月は動けるのだろうか?

今年は夏の暑さと必死で戦っていた気がする。
気がついたらいろんなものをなくしていた。

地上部はすっかり水枯れ。
枯死寸前・・・・・
と、思われたがこの雨の中
根元にちょっと青いものが出て来ようとしている気配。

でもなあ。
夏がボコッと抜けてぽっかり口を開けた大きな穴。
ちょっとなかなか埋まらない。

2018年8月8日水曜日

すぽたんの黒部・立山アルペンルートの旅②称名の滝へ!

旅の二日目。目的地は称名の滝。
昨日の弥陀ヶ原からこの滝の辺りまでがラムサール条約の範囲。
この条約は湿地の保全を目的とした国際条約。(おばたんは、この条約名を思い出そうとすると必ずプルサーマル条約も思い出してしまうらしい。サ行とラ行が多いところしか似てないじゃないか)
もうススキの穂が

おばたんは、以前にブラタモリでここを見てから、
機会があったら行ってみたいと思っていたらしいが、その機会はわりとと早く訪れた。
雨ですっかり掃除され、スカ~ン!と抜けたものすごいような青空だ。
滝までは、上り坂を少し歩くが舗装道路だ。

なんてきれいな山と空!
歩きながら今日も心に刻む。
「国立公園内なので、雑草といえども取ってはいけない!」
田舎育ちなもんで、手に触った枝とか葉っぱとか無意識に取っちゃうんだよね。
山ウドの花



屏風の上を水平に飛行機雲。キトキト空港から?

なんかすごい!
崖が!
屏風のように400メートルくらいのところで揃っている。
アイスクリームスコップで掬ったようなくぼみと緑の縦じまの崖から、メラメラと何かが立ち上ってくる感じ。何だろう?地球の呼吸とか鼓動みたいなもの?
称名川は流れに段々がいっぱいつけられていて流れの音が大きい。セミの声と流れの音だけだ。
ここはトンボの国でもある。
オレンジ色の赤とんぼがいっぱいいた。
それがオニヤンマの群れに変わり、もう少し上るとまた赤とんぼゾーンに変わった。

「あそこが滝だね!」
屏風に深い切れ目が入ったあたりから白い煙が上っている。
水煙だ。
水煙で写真に紗がかかっちゃう
「おお~きもちいいねえ!涼しいねえ」
滝のずいぶん手前からミストで水浴び状態。
反対側には虹も出ている。
上を見上げると無数の赤とんぼがキラキラ舞う。
滝の音、すごい。
弥陀ヶ原の台地からドーンと1段、2段、3段、4段と墜ちて、
落差350メートルだそうだ。


「う~ん」
なんか不思議な気持ちになるところだったよ。
称名っていうのは、仏さまの名前を唱えるっていう意味だと思うんだけど、昔の人はここで思わず「南無阿弥陀仏・・・」と唱えたんだろうね。
滝の上にも行ってみたかったなぁ。


今回の旅をご一緒したキブナ君と記念写真









2018年8月5日日曜日

すぽたんの黒部・立山アルペンルートの旅①

7月29日。
すぽたん、今回はキブナ一家と合流しての旅である。
麓の信濃大町は晴れていて、謎の雷鳥にも遭遇し(猫額園便り参照してね)幸先のいい旅のスタート。

ところで、アルペンルートには厳重なマイカー規制がかかっている。
今回は黒部から立山経て富山へ出る、という旅なので与作号は「マイカー回送サービス」を頼んだ。長野側の扇沢から日本海周りで富山の立山駅に運んでくれるという便利なサービスだけど、なんと2万円もかかる!
アルペンルートのケーブルだのロープウエイだのの乗車券もお高いのでツアーで行った方がお得かもしれないね。

黒部ダムにて  ここは1470m


あら~黒部ダムは雨だ。
台風が逸れたとはいえ、空の状態はまだ怪しく、向こうの山に湧く雲が次々流れてきてはザーッと強い雨を降らすよ。
5月に見渡せた山々も雲の中。
でも、今回はダムの放水期間なので、すごい水量の放水を間近に見られた。
すごい!

それにしても・・・
「晴れないね~」
「おかしいねえ。きっと室堂に出たら晴れてるよ。」
ロープウエイも雨に打たれている。
大観峰でも峰は見えず。トロリーバスを乗り継いで室堂へ。
これらの山が見えるはず・・・

エメラルドグリーンのはずの黒部湖もグレー
でも、これはこれでステキでしょ

室堂にて ここは2450m

「わ~い、晴れてる~♡」
風は強いがとりあえず晴れだ。
旅を取りやめた人もいるのだろう、ハイシーズンにしては人が多くなかった。
立山の頂上と言われるのはここから「登山」になる雄山。
でも、おばたんやすぽたんのような者にとっては、ここ室堂が立山である。
「ここでご飯食べて、みくりが池へ行って、バスで弥陀ヶ原に行って、またバスに乗って美女平からケーブルカーで立山駅に出てそこで与作号を引き取ります」という行程。
まずは、ごはん!
立山ホテルのレストランで富山ブラックラーメン、いただきます。
白エビ天プラもおいしいよ














ミクリが池 

山の天気は変わりやすくて池の色もコロコロ変わる。池の周りには雪が残っている

 はるか富山湾やその向こうに能登半島も見えた。お花もいっぱい咲いている!
きゃー!毒草トリカブト!

なにかな?

チングルマ?
高山のお花たちを見て歩いている間にまた、雨雲が・・・次の所へGO!
弥陀ヶ原にて 1930mだよ

キスゲがあちこちに咲いている



すぽたんの好きな木道

弥陀ヶ原は高層湿原。ここまで降りてきたらお日さまカンカン照りになった。
暑い~。この夏の異常な暑さのせいか、小さい流れや池塘が干上がって痛々しい赤土になってしまっているところがいっぱい。
この池塘のことを「ガキ田」と呼ぶんだって。地獄に落ちて餓鬼になった人たちが飢えをしのぐための田んぼに見立ててそう呼ぶらしい。その田んぼが干上がっちゃったら餓鬼たち、どうなるんだろう。
この水たまりがガキ田
その晩、ホテルで立山の曼荼羅絵を見たけど、それは立山山ろくの実景とリンクして描いてあるんだって。荒涼とした高山、ガスの噴き出す岩場、熊笹やワタスゲのゆれる湿地ってあの世を思わせるところがあるね。でも、2018年のお気楽な観光客だから、ボク達。 晴れてよかったねなんていいながら楽しく歩いたよ。
近くに六甲学院のセミナーハウスがあって吹奏楽部が合宿しているのか、ホルンやラッパの音が響いて来てた。いい感じ~
こんなところで合宿っていいな。

美女平にて ここはもう977m

このあたりの森には、樹齢の高い立派な杉の木が多い。
駅の脇の杉も由緒ある杉のようだ・・・
この日の富山県台風のあとのフェーン現象とかで、めちゃくちゃ蒸し暑い。早々に
ケーブルに乗って立山駅に与作号を引きとりに向かいました。
明日は、称名の滝にいきます。


この歌を3度となえて祈れば願いが叶うとか「美しき御山の杉よ 心あらば 我が密かなる祈りききしや」




























あ、雷鳥だ!・・・あれは、果たして本物か?

「モロ台風の進路だよ!長野は大雨!立山はロープウェイが止まるよ。」と言われながら「いやいや、きっと大丈夫!」と出発した黒部立山アルペンルートの旅。
やはり台風は進路を変え信濃大町はなんとか青空。

「アルペンルート前最後のコンビニ」で水を調達した直後、与作号が急ブレーキ!
「あ~びっくりした!」
「雷鳥ちゃう?」
「うっそ、こんなところにいてる?」(びっくりすると関西弁になる一家である)
なんと4羽の雷鳥が道を横切って行ったのである!
「2000メートルあたりにいるんでしょ?」
「コンビニの横にはいないよ。うずらじゃないの?キジかも?」
4人とも目を疑っていろんなことを言っていたが、前日山岳博物館で多くの写真やはく製をみたおばたんは確信している!「あの雉の仲間らしくないつぶらな黒目、太い足、ウズラよりは長く雉よりは短い尾っぽ、彼らは雷鳥一家にまちがいない。」
写真!と色めき立って後を追ったが、あっという間に深い葛の草むらに隠れてしまった。
というわけで写真が無いので銘菓「雷鳥の里」に入っている雷鳥で

コンビニの横の道、というと手あかがついた道っぽいけど、標高は800メートル以上、コンビニのうたい文句通りこの先は、アルペンルートに続く森しかない。
おばたんは、このあたりに住む雷鳥だっている、と思うんだけど。
2年ほど前に山岳博物館から「雷鳥が脱走」という事件もあったそうだが・・・

ところで、雷鳥の英語ってthunder birdじゃないんだね。知らなかった~
サンダーバードは雷を起こすという伝説を持つ大鷲のような鳥なんだって。確かに子供の時はまって見ていた人形劇?「サンダーバード」と飛ばない鳥は微妙に合わない気もする。
grouseとかptarmiganっていうんだって。









猫額園の収穫

秋に蒔いた小松菜とさやえんどうとグリンピース、みんなそれぞれ頑張ってくれました。小松菜とグリンピースは撤去し、種を採りました。また来年も育ててみよう! さやえんどうは、まだ続々となっております^_^