2019年の暮れも迫った28日、長野と埼玉そして岡崎から家族が蒲郡に集合。
岡崎と蒲郡は隣町。今回の案内は息子たち。蒲郡には明治時代に建ったという古いホテルがあり、そこにお泊りしようというのが目的の一つ。
待ち合わせの蒲郡駅前には蜜柑が乗っかった可愛いポストとかまぼこ工場があるのみ。渋滞で45分待ちとなったぼくたちは、海からの冷たい風にたまりかねてカフェを捜すが・・・・なんにもない。駅の片隅、榊か樒と菊の花を突っ込んだバケツの後ろに「喫茶 かめ」を発見。実に鄙びた喫茶店でとってもうすいカプチーノを飲んだ。

ようやく合流して蒲郡水族館を経てホテルに向かう。蒲郡水族館は、息子のこのみにぴったり、と思われる手作り感満載の、感じのいい水族館だったよ。
蒲郡クラシックホテルは、前、現天皇や皇族方もお泊りになったというホテルで、日光や箱根の古いホテルによく似ている。
おじたんは車旅で疲れたというのでボクとおばたんは若者たちとホテルの対岸の小島に渡ることにした。

小島の名は「竹島」という。300メートルほどの海の中道を渡っていくが、半端なく風が吹きすさび、寒いのなんのって!!!海中に何かの養殖のためと思われる竹が立っているのを風が鳴らして、吹奏楽部の練習室のように賑わしい。「寒い寒い寒い!!!」
でも、風景は素敵だった。
海の夕暮れ。
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黒い島影が竹島、鳥影はカモメ、人影は息子 |
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島からホテル方向 結構暗いのにアイフォンでは明るく撮れた |
出発前から「28日は列島、大荒れです!!」と天気予報が煩いほど叫んでいたが穏やかだったのでタカをくくっていたら翌日は朝から雪だった!「東海地方も降雪します」もあたりだった。おじたんの強い希望で「もんきーせんたー」 へ行く。もう20年も前になるがチンパンジーのアイちゃんというとても賢い子がいて、隣接の京大霊長類研究所にいる時に取材にお邪魔したそうだ。今はもうないらしい。もんきーせんたーも雪に覆われて寒い。お猿たちも引きこもって遊んでいない。

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誰か座っていると思ったらチンパンジーの銅像だった |
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リス猿は小さな森の中で遊んでいた。 |
モンキーセンターの冬の呼び物の「たき火にあたるニホンザル」ニホンザルは寒さに強い。北限の種だから・・・でもこの子たちは沖縄出身らしいので寒いよね~。
飼育員のお兄さんがすごく頑張ってたき火の火を起こしていた。
愛だな~♡
犬山城に向かう。
が、何ということでしょう!29,30とお城は改修のために閉門中だったのです。
あ~あ・・・。川に面して断崖上に建つ国宝犬山城。今回はご縁がありませんでした。

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城山にあるお稲荷さんのきつねさん |
寒いけど頑張って「明治村」へ行く。山際にあるので底冷えする。そして広い。正直こんなに広くてこんなに貴重な建物がいっぱいあるとは知らなかった。ここは遊園地でも公園でもなく、扱いは「博物館」なのだそう。納得。
おじたんは寒さにめげて早々に「車で寝てるわ」と退散してしまい、またボクとおばたんが若者たちについて回った。
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旧帝国ホテルの玄関部分 中は天井が意外と低かったが壁とかすごく凝っていた |
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お白洲感が残る法廷シーン |
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旧金沢監獄の門 立派だ |
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京都にあった天主堂 ステンドグラスが美しい |
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誰かが作ったゆきだるま |
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品川に在った灯台 今の品川と海の距離は離れちゃったね |
その日は若者ハウスに泊めてもらい翌日早々に高速に乗ったよ。新東名から東名、圏央道とつながっていて思いのほかスムーズに所沢まで帰って来ました(運転したのはおじたん。320キロくらいあったのをよく頑張りました。ご苦労様でした!
