ずっと雨だと不吉な予報だったけど、そうひどく降られもせず古都を駆け足散歩してきたよ
東京駅は雨。
新幹線は、春休みなので混みこみだ。
「雨だから今日は奈良はやめる?」
弱気な妹おばたんだが、足元は銀の春の靴。
「大丈夫だよ。きっと上がるって!」
お天気には強気なおばたんだが、足元は冬靴だ。
興福寺 |
奈良は桜どころか梅と馬酔木が花盛りだ。
興福寺の国宝館が耐震工事中とかで仮講堂(仮金堂)のなかに阿弥陀如来像を中心に極楽を再現した配置で仏さまが並んでいる「天平乾漆群像展」が開かれていた。
あの、どこへ行っても大人気のスター阿修羅様もいる。
会場が狭いので列はできているがとてもゆっくり拝観できて、いつだったかの東京での狂騒が嘘のようだった。
東大寺に向かう。
シカが増えてくる。
外国の観光客が取り囲んでいるが、シカたちとても落ち着いている。20年くらい前はもっと狂暴だったと思う。
その昔おばたんは取り囲まれて焼き芋を奪われたそうだが、今はシカ煎餅を差し出されても知らん顔をしている子もいるくらいだ。
ああ、こわかった。
シカは神さまのお使いですが野生なので・・・ |
小高いところに二月堂、三月堂、四月堂が並んでいる。
石燈籠の階段、すべらないようにね |
左が二月堂・右が三月堂 |
向かいに四月堂 |
雨の合間なので水がとても豊か
お休みどころがあって、ストーブがあったかく燃えている。
湯茶のサービスがあるが、使った茶碗は自分で洗って返す。
お水取りの時のたいまつに使った?杉の葉のもえかすが「魔除け」としてお持ち帰りできるが「仏様に恥ずかしくないようにお持ちください」と貼り紙がある。どっさり抱えて行ってネット販売とかする輩もいるのかもね?
ここは、肌寒い日にほっこりする休憩所だったよ。
たいまつのレプリカ すごく大きいんだよ |
あったかいよ~ |
「春日神社も行きたいけど、大仏さんにも会いたい!」妹おばちゃんが言う。
「両方は、むりかもよ?」
大仏殿はお写真可のようだ。
正面です |
虚空蔵菩薩さん側から撮らせていただきました |
花活けにちょうちょ |
やっぱり大きいわ~
すごい列!何?と思ったら「柱の穴くぐり」希望者の列だったが、あきらかにくぐれそうにないガタイのいい外国人とかもワクワク並んでいるよ。どうなったのかなあ。
今日行った興福寺や東大寺ってとっても人が多いだろうに、とっても丁寧にご朱印帳に文字を書いてもらえた。筆さばきが見事で、また楽しそうに書いている。
奈良は墨を作ってるから、書道が好きな人が多いのかな。
ぼくも、お習字をやってみたくなったよ